AKB48を卒業した川栄李奈が、バラエティ番組『痛快TVスカッとジャパン』の再現ドラマに悪女役で初出演した。『めちゃイケ』で彼女と共演して“センターバカ”誕生の場に居たよゐこ・濱口優は、VTRで川栄の迷惑女ぶりを見てその演技力に感心していた。
9月11日から始まった舞台『AZUMI 幕末編』で主演を務める川栄李奈が、9月14日放送の『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)で全くキャラクターの違う“スマホ迷惑女”を演じた。
女子大生の黒川亜希(川栄)は彼氏のひとし(石垣佑磨)とカフェに入る。アルバイトの女性店員の案内を無視して中央の広いテーブルに座る亜希。「こちらは3名様以上のお席になっております…」と説明する店員に「店のルールを押し付けるのはやめて」と強引に広いテーブルに着く。
彼氏はそんな亜希にだまって従う性格のようだ。亜希はスマホで2人で行く海外旅行のホテルを見つけてご機嫌になると、「今の幸せな姿を撮ろう」とセルフィースティックを取り出した。それを長々と伸ばして後ろのテーブルの客に「じゃま」だと避けさせて撮影するワガママぶりだった。
やがて彼女が注文した紅茶が運ばれてくると、カップにティーバッグが入ったままなのが気に入らず女性店員にクレームをつける。紅茶のこともよく知らないのかと激怒し、店員の姿を撮って「SNSに拡散する」と困らせた。
そんな時、テーブルの上に置いた亜希のスマホに1件のメッセージが表示された。けんじという男性から「今日も俺の事愛してる?」というものだった。温厚なひとしもそれには耐え切れず、亜希からスマホを奪いLINEでけんじとのやり取りを見て浮気を確信。「もう別れよう」と店を出て行こうとする。
そんなひとしの背中に向かって亜希は「待って! 海外旅行は行けないの?」と叫び、彼氏に「このタイミングでそれを言う!?」と呆れられてしまう。
視聴者(アルバイトの女性店員)の体験を再現したショートドラマだが、川栄李奈は“スマホ迷惑女”亜希の憎たらしさを上手く表現していた。スタジオゲストの陣内智則も「いい悪役でしたね」と感想を述べている。
2013年4月20日に放送された『めちゃ×2イケてるッ!』の“め茶の水女子校 AKB48春の期末テスト”で「センターBKA」となった川栄李奈。その場でおバカキャラの先輩となるよゐこ・濱口優に預けられる形となった。
それだけに、濱口は彼女の成長ぶりを見て「僕の弟子的な感じで…アホの弟子やったんですけど。すごいですね、上手いですね」と感慨深げだった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)