その土地の名産品としても大変な人気となる地ビール。日本では桜、黒糖、わさび、シソ、チョコレートなどが風味付けに使用されているビールも存在するが、米東海岸では今、なんとロブスターの甘味を生かした地ビールが話題だそうだ。
この画像は、米メイン州ニューキャッスルに本社を構える「Oxbow Brewing Company」というビールメーカーによるFacebookのスクリーンショットである。同州ポートランドにある醸造所では昨年、イタリアから招いた名ブルーマスター(醸造責任者)のジョヴァンニ・カンパリ氏監督のもと、季節限定で“Saison dell’Aragosta”という名のかつてない斬新な地ビールが誕生していたが、それを米東海岸のメディアがこぞって紹介。好評につき今年もすでに3000本が生産されたという。
その“Saison dell’Aragosta”、Aragostaはイタリア語でロブスターという意味で、麦、穀物のほかに旨み成分としてロブスターと地元の海でとれた塩を使用していることが非常に珍しい。「Oxbow Brewing Company」や醸造所のテスティングルーム、メイン州のレストランやバーなどで提供されており、この夏も大ヒットとなっているそうだ。ご存じのとおりメイン州の特産物はロブスター。海沿いのシーフードレストランではビールやワインとともにロブスター料理を楽しむ人々ばかりである。
※ 画像はfacebook.com/oxbowbeerのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)