V6の長野博が音楽番組『ミュージックステーション』で、元チェッカーズ・藤井フミヤとのエピソードを明かした。ある偶然から長野と藤井がつながったその出来事に、共演していた女性アイドルたちからは「えーっ!」と感激の声があがったほどだ。
8月28日放送の『ミュージックステーション 2時間SP』(テレビ朝日系)で、V6が120回目の出演を果たした。過去119回の出演を振り返り、メンバーの三宅健が1996年11月1日放送のエンディング直前にタモリに駆け寄って頬にチューをする場面が映し出された。三宅はこの時から毎回、終了間際にタモリをハグしたり一緒に“アイーン”をやったりして絡むのが恒例となり、その数は8年間で56回にもなるという。
いつの間にかやらなくなったのだが、三宅もタモリにも止めた理由に心当たりがない。井ノ原快彦は「一説では、たまたまSMAPが一緒で困ってやらなかったとの噂がある」という。三宅は思い当たる節があるのか、「パイセンを前にして気負ったのかもしんない」と返し、タモリから「別れ話もなかったんだよな。大人になったのかな?」と言われて「そうかもしんない」とうなずいていた。
そんな話題で盛り上がった後に、この日のテーマ“昭和と平成のシングル・アルバム総売り上げランキング”で昭和の16位にチェッカーズがランクイン。長野博がV6の『GENERATION GAP』や『翼の設計図』などの作者でもある藤井フミヤとの思い出を語り出した。
以前、デパートのエレベーターに乗っていると、どこかの子どもがはしゃいでエレベーターの壁面に頭をぶつけてしまった。長野が「大丈夫?」と声をかけると、その子はすごく不思議そうに彼を見ていたという。その後、ある番組で藤井フミヤと共演した際に「この前、エレベーターで子どもに“大丈夫?”って言ったでしょう」と聞かれて「何で知ってるんですか!」と驚くと、藤井から「おれの息子だよ」と明かされた。彼の子どもが「今日、エレベーターでウルトラマンティガに“大丈夫?”って言われた」と話したそうだ。
長野がこのエピソードを語る直前に、V6は『Wait for You』~『MUSIC FOR THE PEOPLE』~『TAKE ME HIGHER』をメドレーで披露したばかり。『TAKE ME HIGHER』は長野博が主人公のマドカ・ダイゴ役を演じたドラマ『ウルトラマンティガ』のテーマ曲である。そんなことも重なって、不思議な話の結末にモーニング娘。’15やAKB48は手を叩きながら感激しており、タモリも「すごい偶然だね」と唸っていた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)