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writer : flynn

【海外発!Breaking News】男子400mで優勝した南アフリカの選手、興奮のあまり病院へ搬送。

北京で行われている世界陸上競技選手権大会で、南アフリカの選手が金メダルを獲る快挙を成し遂げた。男子400メートルで、ウェイド・バンニーキルク選手(23)が2009年ベルリン世界陸上覇者ラショーン・メリット選手を下し、今季最高記録43秒48で優勝した。

バンニーキルク選手は南アフリカのケープタウン生まれ、その後ブルームフォンテーンに移り現在は大学生活を楽しんでいる。彼は数年前まで200メートル走者であった。しかし大腿屈筋損傷後、精神的にダメージを受けてしまう。そこで当時のコーチが持久力をつけようと400メートルへの転向を勧めた。その練習は800メートル、1000メートルを繰り返し走らなければならず、スプリンターとして活躍していたバンニーキルク選手にとって非常に辛く何度も音を上げようとした。

「400メートルが大嫌いだ。なんでこんなことさせるんだ」と憤ったこともしばしばで、そんな時は養父がいつも慰めていたという。嫌いだと言いながら続けた400メートル、「試合前はいつもそうだけど、激しく緊張し弱気になる」とバンニーキルク選手はレース当日も緊張が続いていたそうだ。

8月26日のレース本番、最初の100メートルは「メリット選手を逃さないよう走った」という。最後の50メートルでメリット選手より優位に立ったバンニーキルク選手は、後ろから追い上げてくる選手たちの気配を感じながらも、それに負けないラストスパートでゴールした。

しかし勝利後、極度の興奮と疲労のため座り込んだバンニーキルク選手は起き上がれなくなり、担架で運ばれた。2時間後に病院をあとにしたバンニーキルク選手は南アフリカのメディアに「決勝に進めただけでもありがたいのに、優勝はビッグなサプライズだった」と笑顔で語っている。

※ 画像はYouTubeのサムネイル。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)