市川紗椰はモデル以外にも鉄道やアニメのマニアとして知られ、バラエティ番組でもよく見かけるようになった。そんな彼女は生活パターンも変わっており「お風呂で食事をする」のだが、自分にとっては普通のことで「ちゃんと理論がある」らしい。
アメリカ人の父と日本人の母を持つ市川紗椰は、名古屋生まれで14歳までは米・デトロイトで育つ。16歳の時に日本でスカウトされてモデルとして活躍するうちに仕事が忙しくなり、アメリカで合格していた一流大学への入学を諦め、早稲田大学に進み2010年に卒業する。
最近では深夜バラエティ番組『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)で鉄道ヲタクとして注目され、2015年2月の放送では“タモリ電車クラブ”のメタリックピンク会員となった。また『銀河鉄道999』や『ガンダムシリーズ』などを愛するアニメヲタクとしても知られ、ガンダムのプラモデルを作って腱鞘炎になったほど熱心だ。
彼女は入浴しながらプラモデル作りや食事をするらしいが、8月24日放送の『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ系)に出演した際にそうした行動について興味深い理由を語っている。
ハンバーグ通で食べ歩いた店は400軒を超え、鉄道に関してはドアの開閉音で車両が分かる、普段の生活ではお風呂で食事をして食器まで洗うという市川紗椰。食器はさすがに湯船の外で洗うと説明しながら「効率です。一石三鳥ですから」と平然としていた。
ヲタクと呼ばれたり入浴しながら食事をすることについて「自分は普通だと思っています」「すべての行動にちゃんと理論があるので」といたって真剣に答えており、信念に基づいているようだ。
それは鉄道について熱く語る言葉からも伝わってきた。鉄道ヲタクにも種類があるが、彼女は車両のメカが好きなタイプで「車両の個性としてドアを分析しよう」とハマった。ドアの開閉を動画に撮っているだけあり、音を聴くだけで「JR東日本の205系の車両にある“バクダンドア”という種類」だと分かる。
一般的な車両のドアは「プシュー」と開くものだが、“バクダンドア”は老朽化で空気圧の弾力が弱っているので突然「パーン!」と爆発的に開くそうだ。その逆で、閉まる時に「ドーン」と勢いよく閉まるのが“ギロチンドア”、一度閉まりかけて一旦止まり、また閉まる「シュッ、シュー」というのは“ためいきパターン”。寒い地域に見られる“ゆうれいドア”は、手動や半自動のドアで誰かが閉め忘れて半開きになっているドアが自然と閉まるのが「幽霊っぽい」のでそう呼ぶらしい。
開閉音の呼び名まで考えるほどドアに愛着を持ちながら「どれが好きとかではない。全部調べて比べるのがおもしろい」という。感情的になるよりも、分析する過程が楽しいようだ。
そんな市川紗椰は、現在、NOTTVやフジテレビオンデマンドで配信される報道番組専門チャンネル『ホウドウキョク24』でキャスターも務めている。彼女の理論的な考え方が多方面での活躍につながっているのだろう。
※画像は『Facebook スーパーコンチネンタル/ヌーデ』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)