世界各都市において、同性愛、同性婚の権利や正当性を訴える大変な数の人々が結集するイベントが相次ぐこの時期。しかしロシアでは『家族の日』だという8日、それに反対するこんな新しい旗がひらめいて話題となっている。
毎年6月下旬から世界各地で「ゲイ・プライド」のパレードが大賑わいを見せている中、ロシアではよそとは異なる動きがあったもようだ。ご存じの通り強く反同性愛の方針を掲げてきたプーチン大統領。モスクワ市では2112年3月までゲイ・パレードの開催を禁じる法律が誕生したほどで、欧州人権裁判所に訴え出ると主張するLGBT人権擁護団体の活動家には次々と逮捕者が出ている。
そうした政府の姿勢にLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の反発は非常に高まっており、世界からはますます「ロシアでこそゲイ・パレードが必要」との声が集まっている。そんな動きを封じ込めようと必死な政府与党。彼らがデザインを考案し、8日の『家族の日』にお披露目となったのがこの旗である。画像は『dyushakovea』さんによる投稿写真だが、“両親と3人の子供。ストレートなファミリーこそがロシアの標準的な家庭”と謳われているもようだ。
※ 画像はinstagram.com/dyushakoveaのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)