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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】家庭裁判所に批判集中。DV父親とのランチを拒んだ息子を「矯正施設送り」へ(米)

米ミシガン州の家庭裁判所が、ある家庭の夫婦間トラブルに関し、なぜか中学生以下の3名の子供たちに「少年矯正施設へ」と言い渡した。この裁判官の判断は妥当なものであったのかと話題を呼んでいる。

ミシガン州オークランド郡の家庭裁判所で先月下旬、意外な理由とともに9歳、10歳、そして14歳の息子3名に少年矯正施設への入所が言い渡された。デトロイト郊外の高級住宅地ブルームフィールドヒルズに暮らすものの、両親が不仲で家庭内トラブルが絶えないことから、ついに家庭裁判所の介入があったツィモーニさんという一家。このたび行われたヒアリングで、これまでの態度を改め、子供に対する義務をしっかりと果たしているとアピールした父親の様子に満足したリサ・ゴーシカ判事は、「では親子一緒にランチを」と提案して空振りしてしまった。

『Fox News』が伝えているところによれば、ゴーシカ判事の顔色が曇ったのはランチを提案された子供たちが「イヤです」と答えた瞬間であった。息子の1人が「母を殴る暴力的な姿を見て以来、父親をどうしても受けいれられない」と述べたが、母親びいきな息子たちをゴーシカ判事は「カルト集団にでも洗脳されているかのよう」と表現し、「お父さんに謝りなさい」と促したという。

息子たちの身柄はこうして「Children’s Village」と呼ばれる少年矯正施設に送られ、3名はバラバラに分けられてしまった。母親のマヤ・ツィモーニさんは面会を許されておらず、憔悴しきっている。9月に再審理が予定されているが、罪もない息子たちが18歳までその矯正施設で暮らすことになるのはあまりにも理不尽だとして、マヤさんはオークランド郡巡回裁判所にて強い働きかけを行っている。その一方で、父親は「こんな時こそ私が頼りになるということがわかったか」と言い残し、仕事のためイスラエルに飛んでしまった。裁判官の人を見る目のなさに批判が集中している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)