信者に蛇を食べさせている写真がフェイスブックに投稿され、瞬く間に世界に広まった。南アフリカにあるこの宗教団体の教祖は、かつて信者にガソリンを飲ませたり、草を食べさせていた教団教祖の弟子であった。
南アフリカのハウテン州プレトリアにある『End Times Disciples Ministries』という宗教団体の集会で、教祖のペヌエル・ムングニ氏が信者に生きたままのヘビを食べさせていたことが発覚した。
同団体のフェイスブックには、その様子を捉えた写真が投稿され「神の男がヘビをチョコレートにした。信者はこれを食べたのだ。我々はすべてのものを自分たちの思い通りに変化させることができる。その変えられたものは我々の権力に屈したのだ」と書かれている。
また、ムングニ氏が小さな白いヘビを片手に持ち上げ、男性信者の口に入れている様子や、女性信者が床に座りヘビを口に入れている写真などもあった。
さらにフェイスブックには、他にも岩をパンだと言って食べさせたり、信者の髪を切り「ケーキよりおいしい」と他の信者が食している姿、またヘビだけでなく布もチョコレートになったと信者が食べている写真まで投稿されている。
この教祖ムングニ氏は「神に近づくため」と信者に草を食べさせたり、「ガソリンは神の力でパイナップルジュースになった」と信者に飲ませたことで有名な教祖レセゴ・ダニエルのもとで鍛えられたというだけあって、爬虫類を食することはそれほど苦にならないらしく、本人も以前にトカゲを食べたことがあるそうだ。
現地紙『Sowetan』の取材によれば、ムングニ氏のこれらの行いはすべて聖書の教えに則っていると言い「人は強い信念を持っていれば何でも食べることができると聖書の14章にある。蛇は怖くない。蛇は我々の支配下である」と主張したとのこと。しかしこの教団に対して、他の牧師らは「ムングニ氏の行いは神の教えではない」と語っている。
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(TechinsightJapan編集部 FLYNN)