先日、歌姫アリアナ・グランデが人気ドーナツ店にて売り物のドーナツを舐める、「アメリカって大嫌い」と言い放つなどの行為を捉えた監視カメラ映像が公開された。これを受け本人は謝罪しつつ、「アメリカは肥満大国」「もっと子供に教育すべき」とトンチンカンな言い逃れ発言も連発。怒れる店主がどう動くかに注目が集まっていたが、刑事告発はどうやら免れそうだ。
「言葉を選ぶべきだった」と謝罪したものの、「唾液を他人の食べ物に吐きかけることが、良い栄養教育になるのか?」とメディアに反論され、さらに苦しい立場になったアリアナ・グランデ。騒動を受け警察も捜査に入っていたが、当局によると「店主が刑事告発はしない方向に決めました」という。
しかし今回の調査をした結果、衛生指導員は店の衛生管理状態につき「B」という結果を出した。カリフォルニア州では、販売する食品の安全を守らなければならない決まりがあるが、この結果を受け店のオーナーであるジョー・マリン氏は米メディア『People.com』にこう話している。
「Bという判定でした。あのドーナツはトレイの上にあったものですからね。」
「スタッフは、何度も店の奥にドーナツを補充しにいきました…。まあ、ちょっとした問題ですし3日で全て解決しましたよ。」
“不潔なドーナツ店”という最悪なイメージを植え付けられた上、調査まで受けるはめになったマリン氏。本人も「アリアナは失礼な人だった」「ツバまで吐きかけていた」と言っていたのに告発しないとは、不可解な決断である。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)