上空を飛ぶ飛行機から、まさかのタイヤが落下するという事故がカナダで起きた。小型のプライベートジェットであったものの破壊力は大きく、アパートの屋根と天井を貫通したという。
このほどカナダ・モントリオールで、空から降ってきたタイヤがあるアパートの屋根を直撃し、大きく破損させた。現在、カナダの運輸安全委員会が事故原因について調査にあたっている。現場はモントリオール中心部のサンローラン地区。24日の午前2時という誰もが寝静まっている時間帯で、アパートの住民はドスンという大きな音によって目が覚めたという。
タイヤはある世帯のキッチンの天井に大きな穴を開けて落下したが、幸いにも住民は仕事で留守であり、『CTV News』の取材には「午前5時ごろに帰宅し、天井から空が見透かせること、タイヤが落ちていることに動転しました」と話している。またアパートのオーナーは「飛行機の整備員はタイヤがしっかりと装着されているかどうか、ちゃんとチェックしてほしい」と激しい怒りをぶつけた。
その後、タイヤを落とした飛行機は米ミネソタ州の空港から飛んできたClub Jet Charter Jet Services社のビジネスジェット機で、フランス製の「ダッソー ファルコン 10」と判明。同機はタイヤを失ったものの、サンローランの南部にある「モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港」に無事着陸していたという。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)