「宇宙人のような顔をした猫」。インスタグラムで今、“マチルダ”という猫が大変な話題となっている。一般の猫とは比べ物にならないほどの大きな瞳には、“エイリアン”というニックネームがついているが、その瞳には遺伝性の難病が隠されているのであった。
世にも珍しい巨大な瞳を持っている“マチルダ”という2歳の猫。不変の愛情を注ぐ心優しい飼い主(インスタグラムでは自身について”The Bearded Man”あるいは”The Lady”とだけ表示)ですら、この瞳ゆえにマチルダを可愛いエイリアンなどと呼んでいる。インスタグラムでは5万人超ものフォロワーがいるというスターそのもののマチルダだが、この子の生き様はまさに難病との闘いであるようだ。
飼い主は2013年のバレンタインデーに生まれたマチルダを、生後12週間の時に引き取った。だが瞳孔が開きっぱなしという不思議な現象がやがて目に現れるようになり、きょうだいである猫たちも同様の症状を呈していると知らされ、医師からは遺伝性の水晶体脱臼(水晶体の位置がずれてしまう)であると告げられた。そして緑内障も発症すると眼球はどんどん肥大し、視力はガクンと落ちてしまったそうだ。
このほど飼い主はオンライン募金サイト『GoFundMe』にファンドを設定。マチルダの医療費として2500ドルを目標に人々から善意の寄付金を募ってみたという。マチルダは視力をほとんど失っており、治療により痛みは抑えることができてもいつかは水晶体を取り除く手術が必要になると医師から言われているためだ。そこには「マチルダは本当に美しい猫。その命がある限り、どんな状況になっても愛情深く世話をしてあげたい」と綴られている。
※2枚目の画像はinstagram.com/aliencatmatildaのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)