南アフリカ・ケープタウンのV＆Aウォーターフロントにある映画館で、従業員が誤って上映中に施錠してしまう珍事が発生した。約50名の観客が館内に閉じ込められたという。

6月17日のこと、映画の終了予定時刻は午後11時10分だったが、観終わった観客が帰ろうと出口へ行くと鍵がかかっていた。通常は遅くとも11時前に終わっているが、この日だけは上映終了時間が遅かった。観客らは館内から出られなくなってしまったのだ。

従業員はすでに帰宅済み、しかも警備員は映画館の鍵を持っていない。このまま夜を明かす可能性も…と諦めかけた時、客の1人が従業員室に鍵があるのを発見。約20分後、全員外に出ることができたという。

映画館を閉める際には、従業員が上映室に誰もいないことを確認してから施錠するはずだが、実際には確認しておらず、ずさんな管理体制が発覚した。

この映画館によく来るという女性は、メディアのインタビューに「閉じ込められている間に火事が発生したり、誰かが心臓発作などに襲われたらと思うとパニックになりそうだった」と語っている。

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（TechinsightJapan編集部　FLYNN）