SMAPが自身の冠番組『SMAP×SMAP』で、視聴者からリクエストが多くなおかつ同番組で一度も歌ったことが無い5曲を“SMAP SELECT5”としてパフォーマンスした。その中に『好きよ』が入ったことから、楽曲を提供したゲスの極み乙女。の川谷絵音が感激をツイートしている。
1996年4月15日にスタートした『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)が今年で20年目となる。それを記念して6月29日の放送では、SMAPがシングルやアルバムで発表してきた約380曲から、視聴者に人気があり、まだ番組で披露したことがない5曲を選び、“SMAP SELECT5”としてライブ形式でパフォーマンスした。
■「SMAP SELECT5」(パフォーマンス順)
1. 『Fine, Peace!』
(2005年。アルバム「SAMPLE BANG!」に収録。作詞:佐原けいこ / 作曲:日比野元気)
2. 『好きよ』
(2014年。アルバム「Mr.S」に収録。作詞・作曲:川谷絵音)
3. 『真夏の脱獄者』
(2012年。アルバム「GIFT of SMAP」に収録。作詞・作曲:椎名林檎)
4. 『掌の世界』
(2013年。50作目のシングル「Joy!!」ライムグリーン盤のカップリング曲。作詞・作曲:凛として時雨のTK)
5. 『ビートフルデイ』
(2014年。アルバム「Mr.S」に収録。作詞:大竹創作 / 作曲:☆Taku Takahashi)
『Fine, Peace!』は木村拓哉、香取慎吾、草なぎ剛の3人が披露した。2曲目の『好きよ』ではそこから香取だけがステージに残りソロで歌うと、途中から稲垣吾郎が登場してソロを引き継いだ。
3曲目は、しっとりとしたバラードから一転、SMAPの5人が檻の中から『真夏の脱獄者』を届け、『掌の世界』、『ビートフルデイ』と会場の雰囲気もヒートアップしていった。
パフォーマンスを終えると、香取慎吾は『Fine, Peace!』が選ばれたことについて「すごいね! 2014年、2013年、2012年と最近の曲が人気な中で、2005年の“Fine, Peace!”って」と感慨深げに語る。「これ、好きなんだ!?」と観客に問いかけると、「大好きー!」と大合唱が返ってきた。
『好きよ』の作者は、ロックバンド・ゲスの極み乙女。やindigo la Endで活躍する川谷絵音である。彼は番組を見て『enon kawatani(indigolaEnd)ツイッター』で「テレビ初披露。たくさんの曲の中からファン投票で選ばれたとのことで、本当に嬉しいです。ずっと愛される曲になって欲しい」と感激をつぶやいている。
それに対して「SMAPファンです。好きよ素晴らしい曲を提供して頂き本当にありがとうございます!」「好きよとアマノジャク、SMAPのあのアルバムの中で、一番好きな曲でした…」「おめでとうございます! 『好きよ』、人間くさい曲ですよね。SMAPの名曲の仲間入りですね」など多くの反響があった。
木村拓哉はパフォーマンスを終えてからライブに集まってくれた観客へ「おかげで良い収録ができたと思う。また、こういう場で遊びましょう」と感謝を述べた。草なぎ剛が「20周年の一つの記念になった」と挨拶すると、稲垣吾郎は「初夏のイイ思い出になった」と表現して「渋いな!」「絵葉書の話じゃないんだから!」とメンバーに突っ込まれてしまう。
こうしたスペシャルライブではヒット曲のメドレーが多いが、今回のように“隠れた名曲”と呼べるナンバーを披露するのもおもしろい。そして、その楽曲を知らない人々でも楽しめるのがSMAPのすごいところだろう。
※画像は『川谷絵音 indigolaend Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)