タレントのLiLiCoがテレビ番組の企画で、ボディビルダーを目指してトレーニングを続けている。今年の1月からトレーニングを始め、目標は9月の公式戦での入賞だ。女性芸能人のダイエット企画番組は数あれど、ボディビルダー、それも40代半ばでの挑戦は例がないだろう。厳しい道のりであることを覚悟の上で、LiLiCoは“この3か月で体を変えられるということを証明したい”と意気込んでいる。
LiLiCoがボディビルに興味を持ったきっかけは、お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰だという。彼は2年前くらいからボディビルに挑戦し、今年5月に行われた第23回東京オープンボディビル選手権大会・75kg級で決勝に進出し、見事5位入賞を果たした。前年の大会で予選敗退したにもかかわらず、階級を下げて再び挑戦するという春日の地道な努力の成果は、芸人仲間からも称えられていた。
LiLiCoが9月に挑戦する大会は『フィットネスビキニ』。これまでの女性のボディビル界ではボディビル、健康美、ボディフィットネス、フィットネスの4部門がカテゴリーだったのだが、2014年に初めて『フィットネスビキニ』部門が日本で新設された。筋肉だけが強調されるのではなくバランスのとれたプロポーションで、ヘアメイクなどの女性らしさも審査対象となる。欧米では以前から人気があるジャンルで、幅広い年代の女性が挑戦しているらしい。
6月6日放送の『炎の体育会TV』(TBS系)では、LiLiCoのトレーニング風景とともに現在の体型が公表された。今年1月と比較すると体重は59kgから57.7kg、体脂肪率は29.5%から24.5%、ウエストは6.5cmダウンした。しかし前回の優勝者の体脂肪率は11%。まだまだトレーニングが必要なのは明らかだ。
大会まで3か月となり、今は脂肪を筋肉に変えるトレーニングを中心に行っている。ジムだけでなく、日常生活の中でもトレーニングできる場面はいくらでもあるという。たとえば買い物帰りのエレベーターの中で荷物を片手で上げ下げしたり、部屋の椅子を使った運動で上腕三頭筋を鍛えているそうだ。
トレーニングを始めてから1年も経たない40代半ばでの挑戦に、LiLiCoは相当な覚悟を持って臨んでいる。彼女は日本のアイドルに憧れ、18歳の時にスウェーデンから単身で来日。長い下積み期間の中では、ホームレスに近い生活も経験したと明かしていた。どんな時も前向きで夢を諦めなかったLiLiCoが、3か月後どのような姿を見せてくれるのか楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)