ロックバンド・氣志團とゴールデンボンバー(金爆)がテレビ番組の生放送で初のコラボを披露した。氣志團の代表曲『One Night Carnival』では曲の合間に「言いたいことを言え」と振られた金爆メンバーが「元カノの名前」や「知らない人から○○と言われた」などエピソードを披露したが、樽美酒研二の発言が氣志團メンバーに制されてしまう。
6月27日のTBSテレビ60周年特別企画『音楽の日』に続き、深夜から生放送された『CDTVスペシャル! 音楽の日 朝までライブ』に氣志團と金爆ことゴールデンボンバーが登場した。
氣志團の綾小路翔と金爆の鬼龍院翔は先日、六本木の街で警察官から職務質問されたことを明かして話題となったが、2人で遊ぶほど仲が良い。しかしながら意外にも両バンドのコラボは今回が初めてとあり、両者とも気合が入っていた。
まず、氣志團が新曲『Don’t Feel, Think!!』をパフォーマンス。三代目J Soul Brothersでおなじみの“ランニングマン”に対抗して考案したというダンス“シンキングマン”を取り入れた振り付けを全力でこなすと、綾小路翔が「ノンストップで弾けるぜ!」と観客を煽る。
「世界の終わりの友達、昭和の終わりこと氣志團。これからぶっ飛ばしていくから! しかも、こっからは他人のふんどしで相撲をとるぜ!」と金爆メンバーを呼び込んで、『One Night Carnival』をコラボした。ボーカルは綾小路翔と鬼龍院翔がとり他のメンバーは踊ったが、この楽曲の振り付けが実に金爆にマッチしており違和感が無い。
綾小路翔はアドリブで「鬼龍院翔の私生活は実に地味だぜ!」など歌詞を変えながら歌を披露すると、曲間で好きなことを言うように金爆のメンバー3人に振った。喜矢武豊は「俺の元カノの名前は“ゆかり”です! 元気か?」と告白。歌広場淳は「最近、知らない人に“オネエなんですか?”と聞かれるとですっ」とヒロシ風に訴えた。
最後に振られた、樽美酒研二はセンターに進み出ると「オ○ンチ○」と口にしたが、その途端に氣志團メンバーから後ろに下げられてしまった。何を言い出すかやらかすか、相変わらず油断も隙も無い。
『One Night Carnival』を終えて次に金爆の『女々しくて』へ入る前に、鬼龍院が「まだ、体力、大丈夫ですか?」と心配したが、綾小路は「大丈夫、大丈夫!」と汗まみれの顔で答えていた。今度は『女々しくて』の振り付けを氣志團メンバーが金爆と踊って、ポンポンダンスも見られた。その後、金爆は新曲『死 ん だ 妻 に 似 て い る』を披露している。
氣志團にいたっては『Don’t Feel, Think!!』、『One Night Carnival』、『女々しくて』という体力勝負のナンバーを連続でパフォーマンスしたことになり、綾小路翔は『女々しくて』を終えると「よっしゃー!」と雄たけびをあげていた。よほど達成感があったのだろう。
9月19日(土)、20日(日)に千葉県・袖ヶ浦海浜公園で開催される“氣志團万博2015”では、19日にゴールデンボンバーの出演が決定している。今回の初コラボで手応えを感じた両者だけに、何かやってくれそうな予感だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)