スクールバスの運転手は安全を確認してから各停留所にバスを停め、扉の開け閉めも慎重に、そして乗っているすべての児童・生徒の着席を確認してからバスを出発させることを毎日厳しく守っているものである。だがこのほど米ケンタッキー州で…。
米ケンタッキー州西部のルイビルで15日、小学生の女の子がスクールバスを降りる際に扉にリュックを挟まれ、運転手がそれに気づかないまま発車。女の子を引きずりながら91メートルも走り続ける事故を起こしていたことがわかった。
この画像は『nydailynews.com』のスクリーンショットで、町に設置されている監視カメラの映像を伝えたものである。バスの発進とともに女の子の体はなす術もなく転がされ、体のいたるところをいく度も地面に叩きつけていることがわかる。付近にいた目撃者は、地元メディア『WLKY』の取材に「それは恐ろしい光景でした。安全最優先のスクールバスでこんなことが起きるなんて信じられない」と語り、表情を強張らせている。
バスが異変に気付いて停止したのは、バスの運転手にその危険な状況を伝えようと赤いシボレー・カマロが並走し、クラクションを鳴らし続けたことがきっかけであった。女の子は靴が脱げ、ズボンが破けて足に重傷を負い病院で治療を受けているが、その時の恐怖に打ちのめされていることを母親が伝えている。目撃者は「扉に挟まってバスが動き出した時、少女は大声で叫んでいたのに」との情報を寄せており、警察は運転手の事情聴取を進めている。
※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)