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17日、高雄市で学生38人を乗せたスクールバスを運転していた男性が、運転中に心筋梗塞を起こす事故が起きた。男性は遠のく意識の中で必死にハンドルを握っていたとみられ、バスは路肩に停まっていた車7台にぶつかったものの、学生たちにケガはなかった。
自由時報によれば、事故があったのは、私立樹德家商進修学校のスクールバスで、学校へ向かう途中だった。運転していたのは仁章巴士(バス会社)に勤務する60歳の男性で、救急車が現場に駆けつけたときにはすでに死亡していたという。
警察の調べによれば、男性は学校まで500メートルほどの地点で心筋梗塞を起こし、バスは右側寄りに走行、停まっていたボックスカーに衝突した。なんとかハンドルを安定させるものの、男性はすでにアクセルを踏む力もブレーキを引く力もなかったとみられ、そのままゆっくりと走行を続けた。幸い前方に走行中の車両や歩行者はなく、バスは路肩に停まっていた車両に次々と車体を擦りながら進み、住宅にぶつかって停止したとみられている。
バスに乗っていた学生たちは、「心臓が飛び出るかと思った」と当時の恐怖を語ったが、運転手が亡くなったことを知ると「自分を犠牲にして私たち38人の安全を守ってくれた」と悲しんだ。
また、男性の家族や勤めていたバス会社によれば、最近の男性の健康状態に異常は見られなかったそうだ。交通部公路総局監理所では、遊覧バス運転手に対し、3年ごとの健康診断を義務付けているが、男性の次の診断は来年だった。監理所は長時間労働の疑いもあるとみて、調べを進めることにしている。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)