海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】体長6m、体重59kgの巨大アナゴを捕獲。たった7500円で競り落とされる。(英)

どんぶりの上に横たわったアナゴの天ぷらが大きいと、つい歓喜の声を上げる私たち。だが世界の海には想像を絶する大きさを誇るアナゴがいる。英デヴォン州の港で撮影されたそんな写真が話題を呼んでいる。

このほど英デヴォン州のプリマス漁港で、多数の人が力を合わせて水揚げしたのがこの巨大アナゴ。10kmほど離れた沖でトロール漁船「Hope」の網に引っ掛かったところをスコット・ゴヴィアーさん(42)が発見した。体長は約6メートル、重さはなんと59kgもあるが、残念ながらすでに死んでいた。この時期、雌のアナゴは産卵後に死んで深海の底に沈むことが多いため、このアナゴは産卵しなかった雌ではないかという。

こうした巨大なアナゴたちは、英南西沖の岩だらけの海底に眠っている難破船などに隠れ、貝などを食糧としていることが知られており、泳ぎはあまり得意ではない。そのためこれまでも巨大アナゴが捕獲されたことはあり、市場では存在自体そう珍しいことではないとして日本円にしてたった7500円で競り落とされた。それでもプリマス漁港でマネージャーであるピート・ブロムリーさんは、メディアの取材に「こんなに大きなアナゴがいたことは私たちにとっても大変な驚きです」と語る。深海にはまだまだ確認されていない未知の世界が広がっているのである。

※ 画像はtheguardian.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)