このほど米ネブラスカ州の20代の男が、冷酷非道な方法で3名の家族を死傷させ逮捕・起訴された。母親は惨殺され、5歳児は橋から突き落とされ、非力な赤ちゃんはゴミ箱へ。検察側は死刑を求めたいとしている。

事件が起きたのはネブラスカ州ダグラス郡オマハ市郊外。逮捕されたのはロバート・マルティネス＝マリネロという25歳という男で、ある住民から見知らぬ赤ちゃんがゴミ箱で泣いているとの通報があったことから一連の事件が発覚した。一方でロバートも地元警察署に出頭しており、母親のジーザス・アイセムニア＝マリネロさん（45）を殺害したと供述。野球のバットで殴りナイフで刺したというそのむごたらしい遺体が自宅で発見され、ほかにも家族2名に危害を加えていたことが判明。アパートのゴミ箱から発見されたのは、生後1歳6か月のステップブラザー、エンジェル・ラミレス＝マリネロ君であった。

続いてもうひとりのステップブラザー、ホスエ・ラミレス＝マリネロ君（5）の遺体が11日午前10時23分、「ウェストセンターロード橋」から北に1.6kmほどのエルクホーン川で発見された。ロバートはこの子を橋から突き落としたと供述しており、警察と消防局からダイバーが多数出動するも捜索は難航を極めたことが伝えられている。

記者会見でダグラス郡検察官のドン・クライン氏は、ロバートと母親との間に金銭をめぐるトラブルがあったことを発表。ロバートを誘拐および第一級殺人の容疑で起訴し、あまりの残忍な殺害方法に死刑を求刑したいとコメントした。なおこの事件ではロバートの交際相手であるガブリエラ・ゲバラ（24）も逮捕されており、偽証罪ほかの罪に問われるもようだ。

※　画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）