エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】多岐川華子「母・多岐川裕美の記憶は酒か仕事」「ママは死ぬ」包丁を持ち出したことも。

タレント・多岐川華子(26)の母親は女優の多岐川裕美(64)。昭和を代表する大女優の一人である。30代後半から映画やドラマ、そして正月の舞台公演と女優業が多忙になった母・裕美に代わり、幼い華子の世話をしたのは家政婦であった。華子にとって幼少のころ記憶に残る母の姿は“仕事をしているか、お酒を飲んでいる”だけであったという。

多岐川華子が小学2年生の頃に両親は離婚、華子は人気女優だった母親のもとに引き取られた。経済的には裕福だったが、母娘で一緒に過ごす時間はほとんど無かった。当時は娘と向き合っても「どういう会話をしていいのか、分からなかった」という多岐川裕美。こうして日常的にかかわる時間が少なかった母と娘の関係は、華子の思春期が近付くにつれ、次第に悪化していったようだ。

5月14日放送の『スッキリ!!』(日本テレビ系)の7daysTV企画「かぞくのサシ旅」で箱根に向かった多岐川裕美・華子母娘の会話は、小学校後半に訪れた華子の反抗期の話題になった。本心ではないのに“学校に行きたくない”と、裕美を困らせる言動が目立ち始めてきたのだ。「寂しくて、母を振り向かせたかった」と、華子は当時を振り返る。

ある時は「ママは私を抱きしめてくれない」と叫ぶ華子と大喧嘩になり、何とか興奮する娘をなだめようと、裕美は台所から包丁を持ち出したこともあったという。それは子どもを刺そうとしたわけではなく、自分に刃を向け“もう、ママは死ぬ”と脅したのだという。母親の迫真の演技を前に華子は「ママやめて、やめて」と狼狽したそうだ。

芸能界の第一線で活躍し続けることがいかに大変で、厳しいことかは、今の華子には十分に理解できる。また私生活で自身も母と同じく離婚を経験した華子と、やっとプライベートで時間に余裕ができた裕美とは、今なら話が尽きることがない。“母と旅行した記憶が無い”と話していた華子も、これから何度でも出かける機会はあるだろう。そんな裕美から娘へのアドバイスは、“家族、子どもはいた方が良い”、“女がモテるのは30代まで”。「やっと親子らしくなってきた」と喜ぶ多岐川裕美が一人の母親としての顔をのぞかせた瞬間であった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)