バラエティ番組『ナイナイのお見合い大作戦!』が福岡県八女市で行われ、番組史上初の快挙が起きた。今回は地元の独身男性21人に対して事前投票で選ばれた女性81人が参加。コミカルな展開から昼ドラ顔負けの複雑な関係まで様々な恋愛模様が繰り広げられた。そして、誰もが真剣に臨んだことで恋愛成就できなかった女性も納得できたようだ。現地で同行した加藤紀子もツイッターで「お見合い大作戦観てホッコリしたら、大丈夫になるといいなぁ」と放送を心待ちにしていた。
5月13日に放送された『ナイナイのお見合い大作戦!八女の花嫁 3時間スペシャル』(TBS系)は、2年間に渡り開催を呼びかけてきた八女市の実行委員たちや三田村市長を集めて、チェアマンとなったナインティナイン・岡村隆史が「次の開催は…ヤメ…」と“YAME2015”を掲げて発表する場面からスタートした。
今回は八女市在住の男性21人に対して女性432人から応募があり、VTRの自己紹介を見て男性陣が投票し、選ばれた女性81人が参加することとなった。
「参加男性中1番人気の居酒屋チェーンの御曹司(28)と福岡の陽気な居酒屋女性店長(30)に愛媛の商社OL(27)」「体重125キロの風貌から“八女のゆるキャラ男”と名づけられた彼女いない暦30年の30歳のJA団体職員は“あなたに会いに来ました”という女性と出会い…」「最年少21歳の農業(事業部)に従事する青年は年上の女性に翻ろうされ…」と特徴的な展開にスポットが当たる。
中でも「女性陣からの人気3位の参加男性のリーダー、31歳(農業)と人気2位の茶農家の36歳」という2人が、「長崎で医療事務をするOL(27)と宮崎からきたリベンジ組(25)そして福岡の農業高校出身でシングルマザー(26)の女性3人」と繰り広げる人間模様を、スタジオの出演者らも固唾を呑んで見守った。
ラストは「無骨な昭和の香りがする自営建設業(39)」がタイプだという“ショートカットで小柄”な調理師の女性(41)と出会いながらも、大阪で工務店事務をする15歳下のOL(24)の出現で心が揺れる。その結末には誰もが和んだのではないか。
いろいろな恋模様が見られた2日間だったが、今回の『ナイナイのお見合い大作戦!IN八女』は、番組26回目にして初の快挙があった。参加女性81人に対して独身男性21人が意中の人に告白したところ、「ちょっと待った!」と競って振られた3人以外の男性が全員「OK」をもらい18組のカップルが成立したのだ。
現地で2日間を見てきた加藤紀子は放送前に『加藤紀子(NoricoKato)ツイッター』で「本日、全く理不尽な出来事が身に降りかかりましたが…」と自身の悩みを明かしながら「この後8時からのお見合い大作戦観てホッコリしたら、大丈夫になるといいなぁ」とつぶやいたが、当時を思い出してきっと癒されたことだろう。
ちなみにこの番組、ツイッターでは様々な感想が見られるが、「ナイナイのお見合いスペシャル、なんか不思議なんだけど、成立したカップルを見て祝福してる私がいた。気付くと笑顔になっていた」「30分くらいみた。いま菩薩のようなおだやかな心。いい境地」「みてると心があたたまるな~♪」と好評価も多い。
次回の開催地となる北海道北見市の櫻田市長は「家族がお見合い大作戦が好きで、年頃になりかけの娘と『(番組に出演した独身男女が)どうしてコッチ(の人)に行った(選んだ)んだろう』などと話をする」と嬉しそうに明かしていた。家族で観ながら恋愛話ができる貴重な番組なのだ。
※画像は、『ナイナイのお見合い大作戦!( TBS テレビ )Facebook』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)