芸能界の訃報が続いた、29日。東京・明治座で行われた舞台『滝口炎上』の囲み取材に登場した、大河内奈々子と村上ショージが、亡くなった今井雅之さん、今いくよさんへの思いを語った。

今井雅之さんの遺作となった映画『かぐらめ』で共演した大河内奈々子は、「昨年の夏に撮影でご一緒させて頂いて、お会いすると、なんて言うか…すごく良いお兄さんで。とても生命力が強くてエネルギッシュで、とても残念です」と涙を見せ、その後も悲しみに暮れている様子であった。

本日、訃報が発表された今いくよさんについて質問が及ぶと、後輩芸人である村上ショージは「本当にみんなにやさしい方で、5月初めに舞台でお会いしたときにも、いろんな痛みを隠してお客さんの前で漫才をやっていて。そんな芸人魂のある方がお亡くなりになってすごく寂しいです」と涙ながらに語り、小川菜摘も「いつお会いしても優しい先輩で、本当に残念です」と涙ぐむ姿が見られた。神妙な面持ちで語る村上、小川に対して他の出演者は言葉をかけることができなかったようだ。

次世代の新しい時代劇スター俳優を輩出すべく始まった一大プロジェクト舞台『滝口炎上』で主演・座長を務めた滝口幸広は、本日30歳の誕生日を迎え「まだまだ大人になりきれてないですけど、歳を重ねる毎に楽しくなってきています」と目を輝かせて語る。すると昨日、還暦を迎えた村上が「頑張ったってなるようにしかならない」と人生の先輩としてアドバイスを述べた。

さらに村上は「私の花が出てないんですよ」と言い出し、「間違えて（花が）歌舞伎座に行っているんじゃないかと問い合わせても、来てないと…それだけが残念です」とジョークを飛ばす。会場は笑いに包まれ、お笑い芸人としての役目をしっかりと果たしていた。きっといくよ師匠も天国から見守っていることだろう。

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舞台『滝口炎上』は5月29日（金）、30日（土）に明治座で上演。
（TechinsightJapan編集部　みほりー）