米オハイオ州で、妻が夫の喉を切り裂いて殺害しようとする事件が発生した。16歳の娘が通報し、警察に母親を突き出すというトラウマも心配な痛ましい事件であったという。

昨年7月、オハイオ州ジェファーソン郡のディロンベールという住宅街で、就寝中のトーマス・ジョーンズさん（49）が妻に喉を切り裂かれて病院に搬送されるという事件が発生。このたび、その予備審問が始まった。親族に対する殺人未遂事件の容疑者として起訴されたのは妻のジュディ・ジョーンズ（44）。流血もはなはだしい父親の姿に強い衝撃を受け、通報したのは16歳の娘であった。

地元メディアの『wtov9.com』が伝えているところによれば、救助が早かったことからトーマスさんはかろうじて一命を取りとめていた。だがジェファーソン郡検事当局は「被害にあったトーマスさんの喉は両耳にまたがるほど広範囲に切り裂かれており、娘の通報が少しでも遅れていたら間違いなく死亡していた」と述べ、被告には重い刑を求めたいとしている。

なお、犯行当時のことを「魚をさばく夢をみていた」と述べるなど夢遊病を抱えていることをほのめかしていた被告だが、娘はこれを否定。「母は1年ほど前から父を殺そうと企んでいたと思う」と述べたことから、本人もついにそれを認めたという。殺意は明白だとして、ジュディ被告に設定された保釈保証金は50万ドルと非常に高額であった。裁判は今年の4月2日から始まり、同月15日には判決が出る予定だ。

※　画像はwtov9.comのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）