バラエティ番組が花盛りの昨今、放送局の女性アナウンサーの存在は欠かせない。一緒に仕事をするお笑い芸人らにとって今の女子アナは、昔のプライドの高そうなイメージはほぼ無いらしい。しかしお笑いコンビ・よゐこの濱口優は一人だけ、嫌悪感を持った女子アナがいると告白した。
それはあるテレビ局のメイク室に入ろうとした濱口優が、廊下を歩いてきた女性アナウンサーやその上司とすれ違った時のことだ。「最近、仕事どうなんだ?」と話しかけられた彼女が、「もう最近、バラエティ番組ばっかりですよ~」と答えている会話を聞いてしまったのだ。「はぁ?」温厚な濱口でもさすがに、カチーンときたらしい。その女子アナはかなりの有名人だそうだが、ショックを受けた濱口は以降、その女子アナが嫌いになったという。
4月13日深夜の『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)で、この濱口の話を聞いていたフリーアナウンサーの田野辺実鈴はバラエティ番組に臨む女子アナの複雑な心情を代弁した。彼女はTOKYO MX『5時に夢中!』のアシスタントとして活躍し、今年2月に徳光和夫の次男と離婚したことで話題になった人物である。
「“報道をやりたい”っていうのが、あるんでしょう?」と刺々しく田中卓志(アンガールズ)が言うと、バラエティ番組でお笑い芸人らと同じ土俵に上がる難しさを彼女は訴えた。どんなに自分を切り売りしても、相手はお笑いのプロ。だがお笑い芸人に勝てないことが認められず、“ここは自分の居場所ではない”と自らを納得させるために、「もう最近、バラエティ番組ばっかりですよ~」と虚勢を張ってしまったのではないか。女子アナの立場で田野辺がこのように説明するも、芸人らの反応は今一つであった。
自分のプライドを優先させてしまうと、どんな番組でもスタッフや共演者とコミュニケーションが取れず、良いものは作れなくなるだろう。お笑い芸人らは意外にも女子アナの言動には敏感だ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)