「片づけコンサルタント」として知られる近藤麻理恵さんが、米タイム誌による『世界で最も影響力のある100人』の1人に選ばれた。彼女は自身のブログで喜びと感謝を伝えるとともに、「これからも片づけの素晴らしさ伝えたい」と変わらぬ目標を示している。

近藤麻理恵さんと言えば、日本ではバラエティ番組にも登場して汚部屋を片付ける際の独特な考え方やテクニックが注目されている。著書『人生がときめく片づけの魔法』はベストセラーとなり、2013年9月27日には、仲間由紀恵主演でスペシャルドラマとして放送されたほどの人気ぶりだ。

その『人生がときめく片づけの魔法』を英語に翻訳したものが、昨年の10月に米国で出版されると67万部を超えるベストセラーとなった。彼女の「ときめくかどうかによって、捨てるか否かを判断する」、「捨てる物には感謝を込めてお別れする」といった思考が米国では新鮮で共感を呼んだという。

彼女は4月16日に『近藤麻理恵オフィシャルブログ「こんまりのときめき片づけDays』を更新して、そのアメリカ版の『The Life-Changing Magic of Tidying Up』（人生がときめく片づけの魔法）がメディアで紹介され「たくさんの方に“こんまり流ときめき整理収納法（こんまりメソッド）”を知っていただけたことが、ご評価いただいたようです」と感謝している。また、「これからも、世界の片づけ事情の研究を進めると同時に、片づけの素晴らしさ・楽しさをたくさんの方にお伝えできたらと思います」と決意を示した。

『人生がときめく片づけの魔法』は現在までに、世界31か国での翻訳が決定している。米国では「彼女のおかげで、これまで捨てることができなかった古い靴下とお別れできた」といった声も出ている。これから“こんまりメソッド”により、世界各国でそのような人々が増えそうだ。

彼女が米国で行った講演がYouTubeで『Marie Kondo, “The Life Changing Magic of Tidying Up”』として公開されているが、「ときめく」を「spark joy （スパーク　ジョイ）」と訳して「ここがキュンとなること」と身振り手振りで表現すると観客から和やかな笑いが起きる場面がある。心から“こんまりメソッド”を伝えたいと願う彼女の熱意も、今回の選出に影響しているのではないか。

※画像はYouTubeのサムネイル。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）