writer : ume

【テック磨けよ乙女!】数値に振り回されるダイエットはNG。見た目の変化を楽しみながらストレスフリーの継続がカギ。

1年の中で一番ボディを意識する季節がやってきた。今年こそ二の腕の“振袖”、ヒップの“デコボコお肉”をどうにかしたい。そんなお悩みをどう解決すべきか、ダイエット専門家・阿部エリナ氏に話を聞いた。

――ズバリ、ダイエットをする女性にいつもどんなアドバイスをされていますか?
阿部:痩せることを目的にするのではなく、痩せた先に別の目的を持つようにと言っています。

変化が目に見えると継続率は上がりますよね。ダイエットを上手に続けている女性は大抵ダイエットをきっかけに何か趣味を見つけています。この趣味にはまることにより、ライフスタイルや価値観が変わり、気が付いたら痩せちゃっていた。そういう方のほうが成功率も高くなります。

――ダイエットをする時の注意点は何でしょうか?
阿部:細かく数値目標を設定するとストレスの原因になります。毎日「痩せなければ」という思いに縛られている自分に疲れ果て、なかには心を病んでしまう人もいます。目標を数値で立てるよりも「あの水着を着たい」など見た目の変化を重視して取り組めばいいと思います。

――阿部さんご自身、スラッと細身の体型ですがスタイルを保つ秘訣を教えて下さい。
阿部:お菓子はあまり食べないです。一日5食食べるのでお菓子欲が湧かないですね。実際、食事をしっかり食べている人というのは血糖値の関係から脳が(お菓子を)欲さないのです。お菓子を欲する人というのは、食事が炭水化物に偏って血糖値の乱高下が激しかったり、ただの暇つぶしで間食が習慣化してしまっているケースが多いです。

――阿部さんが日頃取り入れている美容法はありますか?
阿部:女性らしい体を保つのならストレッチは必ずやったほうがいいと思います。ストレッチには副交感神経を優位にする働きもあるので、入眠前にやると睡眠の質が上がり結果的に成長ホルモンがすごく出るようになり美肌やダイエット促進に効果があります。

――時代の変化とともにボディケアの仕方も変わってきていると思うのですが、今の女性はどんなケア方法を取り入れているのでしょうか?
阿部:最近はヨガやピラティスなどのアクティビティに興味を持つ人が増えたことにより、運動を取り入れながら綺麗になる。さらに手頃な美容家電を一人何台も揃えて、美容家電と運動を併用するケア法が増えたと思います。特別な時、結婚式の前やストレスがたまりすぎた時などはエステに行ってリラックスする。そんな使い分けをしている方が多いのではないでしょうか。

――阿部さんご自身、美容家電はお使いになったことはありますか?
阿部:あります。私の場合ずっと座っていることによりヒップまわりを動かさないことが多くなってしまうので、そこをケアしてボディコンディションを整えようと思って使っています。キャビテーション、ラジオ波、EMSが一度に使用できるタイプのものを使用していますが、EMSのピリピリ感をちゃんと実感できて驚きました。

――効果的にボディケアするための美容家電の使い方を教えてください。
阿部:女性は月経のサイクルもホルモンの量も年齢が上がると変わるので、年齢別に使い方を分けてほしいです。例えば、更年期に入ってきて月経サイクルが乱れてくると、女性ホルモンのバランスが乱れるためお腹まわりにお肉がつきやすくなり、男性的な太り方をしてきます。女性ホルモンが多い時の太り方は洋ナシ型、反対に減ってくると太り方はリンゴ型(内臓脂肪が増えて内側から太る)になります。

■40代~更年期:お腹まわりに脂肪がつきやすくなります。一度ついてしまったデコボコお肉は、有酸素運動で脂肪燃焼をさせつつ、美容家電でじっくり落としていく、という組み合わせがオススメです。
■20代30代:最初にラジオ波で体を温めて次にEMSで筋肉運動を取り入れ、最後にキャビテ―ションで仕上げます。冷えはないけれど、特にデコボコお肉が気になるという人であれば、ラジオ波を短くし、EMSとキャビテ―ションはじっくり時間をかけて使用します。
一回の使用時間は30分程度で、ただやみくもに使うのではなく、目的に合わせた使い方が必要です。

ちなみに私が現在使用している美容家電のひとつ(ヤーマン「RFボーテ キャビスパ」)を例にとると、以下のような機能があります。

・キャビテーション…330kHzの超音波が1秒間に33万回の刺激ででこぼこお肉へアプローチ。
・ラジオ波…高い周波数により1MHzのラジオ波の温熱効果は角質層の奥深くまで広く長く肌を温める。
・EMS…電気刺激を直接筋肉に伝えることで、筋肉運動のトレーニングができる。

美肌もダイエットも一日にしてならず。「目標体重何キロ」というように数値にこだわらず「肌がツルツルした」「セルライトが消えてきた」そんな見た目の変化を楽しみながら続けるうちに、気が付くと理想の体型に近づいている自分に出会えるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)

【テック磨けよ乙女!】数値に振り回されるダイエットはNG。見た目の変化を楽しみながらストレスフリーの継続がカギ。