映画『それでも夜は明ける』で注目を浴び、一躍時の人になったルピタ・ニョンゴ（31）。そのルピタが第87回アカデミー賞授賞式にて着用し「ゴージャス！」と絶賛された真珠ドレスが先日、何者かに盗まれてしまった。しかしその犯人が芸能情報サイトに自ら電話し、ドレスの場所を告白。ドレスは無事に見つかったものの、ある事実が判明したという。

ルピタ・ニョンゴの宿泊先ホテルから、突如消えた豪華な真珠ドレス。1800万円近いとも言われる超高額品で、ドレスに用いられたアコヤ真珠などは6000個以上と報じられていた。

だがその後、芸能情報サイト『TMZ』には犯人を名乗る人物から電話があったとのこと。その男は同サイトに対して、以下のように語ったという。

■ルピタのホテル客室のドアが開いていたので入室した
■共犯者らとドレスを盗み、その後ドレスに使用されていた真珠2粒を鑑定させたところ偽物と判明
■ドレスはゴミ袋に入れ、ホテルの2階にあるトイレのシンク下に置いた

これを受けた『TMZ』はすぐさま通報。警官がホテルに出向き、実際にドレスを回収した。犯人いわく“ドレスは高額どころかほぼ価値のない代物”で、同サイトに連絡したのも「ハリウッドの嘘っぱちを世界に知らしめたかったから」だという。

この一件で、ドレスを手掛けた人気ブランドのカルバン・クラインは大恥をかくことに。しかし同ブランド側の情報筋は、『TMZ』にこのようにコメントしている。

「カルバン・クライン側の誰かが、（ドレスに使用した真珠が）本物とでも言ったのでしょうか？　あれら真珠がフェイクだと皆さんご存知かと思っていましたが、そうではなかったんですね。」

しかしこのドレスが戻ったことをブランド側やルピタもとても喜んでいるといい、今後はドレスを元の状態に戻して保管するという。あとは犯人逮捕を待つばかりだ。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）