岡村隆史（ナインティナイン）がMCを務める番組で、タレントのおのののかが「ワイプの女王」ランキングの2位に入った。ところが、岡村は彼女が「自分が売れるにはどうすれば良いかを分かっているのでは？」と急激な人気上昇に違和感を覚える。ブレイクのきっかけとなったビールの売り子さえも計算ではないかと勘ぐった。

おのののかは2012年に憧れの菜々緒が所属するプラチナムプロダクションに入り、レースクイーンやグラビアアイドルをしていた。デビュー時は仕事も少なくタレント活動と並行して東京ドームでビール売りのアルバイトをした。それが1日400杯売り上げたこともある人気ぶりで、スポーツ紙に「美人すぎるビール売り子」と取り上げられる。それがきっかけとなり、バラエティ番組での露出が増えて人気が上昇した。

2月9日の深夜に放送された『時間がある人しか出れないTV』（TBS系）では、“全女性芸能人対抗 真のワイプ女王決定戦”が行なわれた。2015年1月5日～1月18日までに放送された全188番組を対象にして、“時間がある”人力舎のお笑いコンビ・フルパワーズがワイプの登場回数を調べ上げたものだ。

■ワイプの女王ランキング TOP10

10位　いとうあさこ　（21）※ワイプ数
8位　鈴木奈々　（23）
8位　ハリセンボン・近藤春菜　（23）
7位　YOU　（24）
6位　大久保佳代子　（25）
5位　SHELLY　（26）
4位　大島優子　（27）
3位　指原莉乃　（28）
2位　おのののか　（42）
1位　ベッキー　（49）

実際にワイプを見てきたフルパワーズは、1位のベッキーを「リアクションよりもコメントで力を発揮する。他のタレントとコメントする視点が違うのは凄い」と絶賛した。そのベッキーに迫る2位のおのののかは「シンプルでおバカなコメントをとにかく連発する」のが特徴だという。

たとえばナレーションが「この店は浦和にある」と説明すれば、「浦和にあるんだ！」と分かりきったことでも、とにかくコメントするそうだ。岡村隆史は、おのののかと共演したことがあり「ひな壇の後ろの方でメチャクチャ言ってたわ、小声で」とコメントを連発していたのを思い出した。

すると、岡村はおのののかについて「ビール売ってた方やで！　分かってるんちゃう、自分の事を？」と彼女が球場でビールを売っていたことも計算ではないかと疑い出した。フルパワーズも岡村の考えに共感しており、“ビールの売り子で（芸能界に）出てきた人はいない。じゃあ、自分が行こう！”と考えたのではないかと推測する。

さらにゲストの矢口真里、進行の笹川友里アナウンサーも入って、「おのののかは、もしかしたら自分が取り上げられるだろうと計算して球場でビールの売り子を始めた」という意見でまとまった。

昨年、12月18日放送の『ダウンタウンDX 2014年お騒がせ＆話題の芸能人大集合SP』（読売テレビ）に出演したおのののかは、同じくゲストだったフリーアナウンサーの馬場典子が1人焼肉などで独身を満喫していると語ると、「ちょっと寂しいな～」とコメントした。思えば、毒舌キャラとして幅を広げようと計算していたようでもある。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）