現在、ブレイク中のお笑いコンビ・8.6秒バズーカー(略称:ハチロク)のネタ「ラッスンゴレライ」。リズムネタの先輩であるオリエンタルラジオが先日イベントでこれを披露したが、完コピだった上に、本家よりもキレが良いと大きな話題になった。そして今度は千鳥が「ラッスンゴレライ」に挑戦。さて、その完成度は?
12日、東京・渋谷のヨシモト∞ホールで『大阪よしもと漫才博覧会』開催発表会見が開かれた。3月11日から13日の3日間、大阪を中心に活躍する芸人たち250組が東京・赤坂の草月ホールに集結する。そこで“東京をよく知る大阪の先輩芸人”として登場したのが、千鳥の2人(大悟・ノブ)だ。
普段とは違いサングラスをかけて登場した千鳥は、すでにステージでネタを披露していた8.6秒バズーカーの真似かと突っ込まれると、「あぶない刑事(デカ)」だと否定して「東京で目なんか出しちゃ駄目ですよね。東京の人間は大阪人の目が嫌いですから」とサングラスの必要性を唱えてアドバイス。
でもやはり(?)「ラッスンゴレライ」を披露することになった千鳥。まったくキレもなく、あまり似ていないグダグダの「ラッスンゴレライ」に会場は大爆笑。「普通の人がやったら、こんなもんや。いかにアイツらが凄いか」と千鳥はハチロクを褒め称えた。その様子を後ろで見ていたハチロクは、「嬉しかったです。(でも)千鳥さんに憧れて芸人になったので、ちょっと悲しかった」と少々複雑な表情だ。
今日はこの後取材が10本入っているという人気沸騰中のハチロクに、ノブも「すごいなぁ~」と感心しきり。今も大阪に住んでいるが、週に5回は大阪のステージに立ち、週に6回東京に来るという忙しさだ。3月23日開催予定の初の単独ライブも858席がほぼ完売、一般発売はこれからだが、すでに数枚しか残っていないそう。「どのぐらいでチケットが売れたの?」とMCのあべこうじが聞くと、はまやねんが「8.6秒!」と返しもバッチリ。リズムネタの先輩・藤崎マーケットにリズムネタは「麻薬みたいなもの。ずっと続けたら心と体がぼろぼろになる」と忠告を受けているというハチロクは、新しいネタも考えてはいるが「(忙しすぎて)ネタ合わせする時間がなくて…」と売れっ子ならではの悩みも吐露した。この会見では、サングラスをとって素顔も見せたハチロク。今後、他のネタをしていくには、あまりサングラスと「ラッスンゴレライ」のイメージが付きすぎない方が良いかもしれない。
オリラジの「ラッスンゴレライ」が話題になった際には、その完成度が高かったため、「オリラジを見習え」などのコメントが届き、悲しい気持ちだったというハチロク。だが、今回の千鳥ではそのような心配は無用だろう。
同会見ではほかにもテンダラー、銀シャリ、アキナ、和牛、バンビーノが登場したが、テンダラーが「名前の前に8.6秒ってつけようかと。スケジュールが間違って入ってこないかな」と笑わせると、ハチロクと一緒にコラボネタを披露したバンビーノは「この(急速に売れた)スピードで(今後)カーブが回れるかな」と意味深な発言も。皆一様にこのハチロクのスピード出世には目を丸くしているようだった。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)