アンジュルムの1stシングル『大器晩成/乙女の逆襲』がオリコンデイリーCDシングルランキングで2位を記録した。和田彩花、福田花音がブログで喜びを伝えており、その言葉からはスマイレージ時代とは違った“アンジュルム”としての意気込みが感じられる。
スマイレージから昨年の12月17日に改名したアンジュルムにとって初のシングルでもある『大器晩成/乙女の逆襲』が2月4日に発売された。2015年2月3日付のオリコンデイリーCDシングルランキングで2位に入った。1位はジャニーズWEST『ズンドコ パラダイス』、3位はEXILE ATSUSHI『桜の季節』という中でこの順位は大健闘だろう。
初期メンバーの2人がブログで心境を伝えている。和田彩花は『アンジュルム 和田彩花オフィシャルブログ「あや著」』で「みなさんのおかげでデイリーチャート2位でした」と感謝すると、「形としてのこだわりよりも、もっと大切なことに気づいた」とスマイレージ時代からの活動を振り返る。しかし、アンジュルムとなって新たな気持ちが生まれたようだ。「形として結果を残していけるように、それと大事な気持ちも持っていたら、とても良いグループになれるな。って思いました!」と明かしている。
また、福田花音は『アンジュルム 福田花音オフィシャルブログ「いちごのツブログ season2 福田花音のアイドル革命」』にて「オリコンデイリーチャート2位という素敵な順位をいただくことができました!」と喜びを溢れさせている。また、街中のいたるところにポスターや看板が並び、楽曲が流れる“アンジュルムの渋谷ジャック”に触れると「こんなことしていただけるなんて、頑張ってきてよかったなぁともおもうけど、ここからが頑張りどきだ!とも思いますね」とやる気満々だ。
アンジュルムメンバーで愛宕神社に参ってヒット祈願もしたという福田花音。新曲の歌詞にならって「大器晩成ひっくり返して今すぐ夢を掴み取るぞ~!」とさらなる躍進を誓った。
ニューシングル『大器晩成/乙女の逆襲』に収録された2曲はどちらもつんく♂の作品ではない。それでいてサウンドや歌詞のフレーズ、振り付けまで“つんく♂ワールド”を感じさせるハロプロカラーに仕上がっていることに感心する。
ディスコ調でノリのよいメロディーにのせて“大器晩成だから気長にやりなさいなんて言うけど、私はすぐに成功したい”と主張する『大器晩成』に対して、『乙女の逆襲』はロックミュージカル風な楽曲で“大人になりきれない女子の焦り”を表現している。「ゆとり世代にゆとりなどない」といったつんく♂っぽいフレーズが随所に光り、彼へのリスペクトが感じられる。
MVで振り付けを見ると、『大器晩成』はメンバー各自の個性を打ち出したエネルギッシュでキレキレなダンスが堪能できる。『乙女の逆襲』は道重さゆみがリーダーだった頃のモーニング娘。をほうふつとさせる振り付けだ。アンジュルムの成長を一番脅威に感じているのは、もしかしてモーニング娘。’15かもしれない。
『大器晩成/乙女の逆襲』のヒットによりアンジュルムが音楽番組に出演する機会が増えれば、『ミュージックステーション』あたりでパフォーマンスを披露する日も近そうだ。
※画像は『アンジュルム 福田花音オフィシャルブログ』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)