14日に公開された映画『娚(おとこ)の一生』。豊川悦司が榮倉奈々の足にキスをするポスターからも“エロティック”“大人の映画”と想像された方は多いだろう。22日、本作上映後にキャスト・榮倉奈々、豊川悦司と廣木隆一監督によるトークショーが行われ、榮倉奈々によるスムーズな司会とトヨエツのスマートなコメントが会場を沸かせた。
夫婦の日の22日、東京・新宿にて映画『娚(おとこ)の一生』を鑑賞に訪れた人は夫婦やカップル、年輩の男性が目立った。最初に挨拶した榮倉奈々から「司会者がいないので、みんなでフリートークを楽しくしたいなと思っています。自己紹介をお願いします」と横にいる豊川悦司に話を振るところからイベントがスタートした。
「私は豊川悦司と申します。今日はすごく男性の方がいらっしゃるので、嬉しいというか本当に申し訳ありませんでした」と自身の役にかけた豊川らしい挨拶に会場からは笑いが起きる。
本作と言えば、あの“足キス”シーンを外しては語れない。映画を観た感想をTwitterなどで読んだ榮倉は、「すごいエロい映画だと思われている」ことが意外な様子。「意外にそういう映画じゃないということでホッとされた方や、がっくりされた方もいらっしゃるかもしれない。ああいう愛の形もあるということで許していただければ。(足キスを)試そうと思った方は試されても大丈夫なんじゃないかと思う」「やるなら冬の方がいいような気がする。夏だとニオイの問題とかもある」と真面目な顔で冗談をサラリと言う豊川に、観客は笑いが止まらない。廣木監督も「お風呂の中でやるのが一番いい。もともと足フェチなので原作にあった絵に惹かれ、やんなきゃ(と思った)」と明かし、会場を沸かせた。
榮倉のスムーズな進行に、豊川は「MCうまいじゃん。すごく心配してドキドキしていたみたいだったけど、バラエティもいけそうな。ま、事務所的にはNGでしょうけど」とそのMCぶりを絶賛。榮倉が「やったー! 頑張ります!」と笑顔で答える場面もあった。また好きなシーンを聞かれた豊川は、「向井くんを蹴飛ばすところ。色々な思いが頭を走馬灯のように(駆け巡り)、若い奴には負けんぞ。芸能界の厳しさを教えてやる!と思いっきり蹴らせていただきました(笑)」と、この日一番の笑いを誘った。
イベントの後半では劇中で2人の鎹(かすがい)の役割を担った子役の若林瑠海がサプライズで登場し、1週間かけて描いたというそれぞれの似顔絵と手紙を渡した。5月以来の再会に榮倉も豊川も嬉しそうに目を細めていた。
いくつになっても人は人を好きになる―。誰かと寄り添い生きること、幸せになりたいすべての人へ贈る、穏やかな愛の物語―。エンディングを飾るJUJUの軽やかな歌声が2人の希望に満ちた未来を予感させる。
映画『娚(おとこ)の一生』は全国大ヒット公開中!
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)