強面だが中身は真逆のサンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)。そのギャップがウケ、最近では手作りウチワを持ってライブに来るファンも多いという。そんな2人がイベントに登場し、1日遅れの節分にてプロレスラーとスペシャルマッチを行った。
4日、東京・新宿にてサンドウィッチマン新作ライブツアーDVD発売記者発表ミニイベントが開催され、ゲストにはいきなりリングに連れてこられたというサンドウィッチマンの伊達みきお、富澤たけしと、節分の鬼に化したプロレスラーの高山善廣、助っ人のベアー福田が登場し、1日遅れの節分イベントならぬスペシャルマッチが行われた。
鬼のお面が小さいため、顔が出たプロレスラー高山善廣がリング上に颯爽と現れるやいなや、豆を投げつけた伊達と富澤の2人。最後はリングのコーナーに高山を追い込み、升ごと残った大量の豆を頭からかぶせやりたい放題。怒った鬼役の高山は、助っ人のベアーを従え、伊達と富澤に色々な技をかける。
「通常の1割くらいしか(力は)出していない」とマッチ後に語った福田だが、それでも一般人には十分すぎる。伊達も富澤も叩かれたところは、叩かれた音と比例するほど真っ赤に腫れ上がり、見ているこちらにまで痛さが伝わる。伊達は高山を見上げながら「こんなに大きいと圧倒です。言葉にならない。恐怖でしかなかった」と振り返り「チョップが一番痛かった」と語る表情は真剣だ。しかし、伊達と富澤が技をかけられている様は笑わずにはいられない。最高に笑えるスペシャルマッチであった。
鬼役の高山は、「鬼役はやったことがない。(豆を)投げられる悔しさ、悲しかったね」と語り、サンドウィッチマン同様、見た目とは違う優しい一面を見せた。サンドウィッチマンとの戦いについて「2人のプロレスの素質は抜群」と冗談で笑わせる場面に伊達と富澤は顔が引きつった。
囲み取材ならぬリング上から伊達と富澤が質疑に答える場面では、なかなか質問が出ない報道陣に伊達本人が逆指名をして質問をさせ、記者がいきなり質問を振られる場面もあった。
恵方巻きを食べたことがなかったという伊達と富澤。高山とベアー福田と仲良く4人揃ってかぶりつき、1日遅れの節分ではあるが2015年もサンドウィッチマンの真剣勝負が笑いと福を呼び込んだことは間違いないであろう。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)