海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】顔面に大怪我の5歳女児。襲ったのは飼い犬のピットブルか、隣人宅のラブラドールか。(米)

ピットブルが、隣人宅の大型犬に襲われている5歳児を救ったという話題が米フロリダ州から飛び込んできた。しかしその大型犬は、穏やかな性格で近所でも人気者であったラブラドール・レトリバーのミックス。殺処分となったこの犬の飼い主は、「絶対にそんなはずはありません」と納得していない。

アメリカで起きているペット関連の死亡事故で、最も多いと言われるピットブル。気性が荒く一旦怒り出すと手が付けられない猛犬として知られ、指や腕、眼球などを食いちぎられて高額訴訟に発展したケースもある。それでも表情に愛嬌があり、すばらしい番犬となることからこの犬を飼おうとする人々はいまだに多い。

そして穏やかで優しい性格ゆえ、アニマルセラピーとして採用されることもあるラブラドール・レトリバー。ところが米フロリダ州でこのほど起きた幼児が犬に襲われるという事件では、むしろピットブルがヒーロー。ラブラドール・レトリバーの血を引いた大型犬こそが悪玉であった。顔面に痛々しい傷をたたえた5歳のリマヤ・ヘルナンデスちゃんを伴い、母親のルシアさんは地元テレビ局の取材にこう語る。

「隣のお宅はラブラドール・レトリバーのミックスである“タンク”を放し飼いにしており、それをなでようと近づいてリマヤは襲われました。悲鳴を聞きつけた“トリガー”というわが家のピットブルがフェンスを越えて助けに行ったのです。娘は顔面に大変な傷を負ってしまい、せっかく予定していたディズニーワールドへの旅行はお預けとなりました。」

このアクシデントの後、リマヤちゃんは病院に救急搬送され、さらに皮膚形成外科での治療を受けている。またタンクは保健所にて安楽死となった。だがタンクの飼い主である隣人のネヘミアス・ギャスパーさんは、「どうにも納得できない」としてこのように話した。

「リマヤちゃんがタンクに近づいたところで、隣からトリガーが飛び込んで来てうちの犬に攻撃をしかけ、動揺したリマヤちゃんが乗っていた自転車から転んだか、トリガーを制止しようとして逆に攻撃されたのではないかと私は思っています。ラブラドール・レトリバーの血を引くタンクはとても穏やかな優しい性格で、リマヤちゃんはじめ近所の子供たちの間でも人気者でした。」

ギャスパーさんはリマヤちゃんを、「あの子も自分の話したことが原因でタンクが保健所で殺されたと知って、おそらくショックを受けていることでしょう」と気遣う。リマヤちゃんは母親に真実を告げていない、隠し事をしていると言いたげだ。医療費の請求や訴訟といった話はいまだ出ていないという。

※ 画像はinquisitr.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)