アモイトラを極秘で購入しては殺していた中国の男に、このほど実刑判決が言い渡された。『新華社通信』によると、男はトラのある部分を食べ、その血でワインをこしらえて飲んでいたという。
絶滅危惧種のアモイトラが滋養強壮に効くと聞き、3頭を購入、殺してその生殖器を食べるという事件が昨年中国で起きていた。この事件で逮捕・起訴されていたのは、Xuとだけ名が明かされた裕福な中国人ビジネスマン。トラの血液を混ぜたワインも作っており、男はこのほど有罪判決を受けて13年の服役生活に入った。
昨年、Xuは仲間とともに3度にわたり広東省の南部に旅行。密輸業者からトラを購入しては電気ショックなどにより殺し、地元の広西省に持ち帰っていた。彼らの主な目的はそのペニス。それを切り取ると媚薬だと言って食し、他の肉は友人にも分けていたという。だが密輸業者と親しい人物が通報したため事件が発覚。警察の取り調べに対してXuは「味については、大きな猫の肉という感じ。または牛肉や馬肉でしょうか」などと話したそうだ。
中国北東部の山岳地帯には、大型で知られるアムールトラが数百頭生息していると言われる。一方、小型のアモイトラ(South China Tiger)は中央および南部のわずかな地域に生息するのみ。野生としては数十頭しかいないため絶滅危惧種に指定されている。
※ 画像はmirror.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)