27日、都内劇場で映画『幕が上がる』完成披露試写会が行われ、主演のももいろクローバーZ(略称:ももクロ)が舞台挨拶をした。同試写では“モノノフ”(ももクロの熱狂的ファン)として知られるニューヨーク・ヤンキース田中将大選手もモノノフたちと一緒に客席で鑑賞、サプライズで登場し、ももクロメンバーとモノノフたちを驚かせた。さらに田中選手から“ももクロの全国行脚”が発表されると、会場のボルテージは最高潮となった。
この日の会場は、メンバーそれぞれのカラーを身につけたモノノフ250名であふれていた。同作の鑑賞後にももクロ5人がいつものカラーではない制服姿で登場すると、会場は大歓声に包まれた。
慣れない舞台挨拶に緊張しつつも笑顔で挨拶した5人。百田夏菜子は「初めてのことばかりだったけど、頑張りました」、玉井詩織は「去年の夏に頑張って作った映画を観てもらって嬉しいです。お客さんに観てもらって映画は完成すると聞きました。(今日皆さんに観てもらえて)第一歩を迎えられて嬉しい」、高城れには「皆さん、どうでしたか? 楽しかったですか?」と会場を盛り上げる。
そこに客席から現れたのが、ニューヨーク・ヤンキース田中将大選手。昨年末の『NHK紅白歌合戦』で、会場に駆け付けた田中将大選手が見守る中、ももクロが熱いパフォーマンスをしたのも記憶に新しい。その自他ともに認めるモノノフの田中選手がサプライズ出演で、会場は大盛り上がり。
「まーくん、沖縄でキャンプじゃないの?」と言われた田中選手は、「いや、キャンプはもう終わって…」、「みんな映画ができたら観てくれって」と以前から映画を観る約束をしていたとのこと。「泣いた?」と百田がからかったが、田中選手はそれを断固否定。「絶対に意地を張っているだけ!」とメンバーからイジられていた。
その田中選手が発表したのが、『幕が上がる 史上最大のプロモーション大作戦』。「大作戦その1」では、「総移動距離・地球一周分以上!?『行くぞ、全国!待ってろ、全館!』ももクロ舞台挨拶全国行脚!」として2月13日から3月15日まで全国の上映劇場127館にメンバーが舞台挨拶に行くことに。それぞれメンバー1名から5名が登壇するが、メンバーも「すごくない!?」、「沖縄は誰が行くの?」と大騒ぎ。
『幕が上がる』は、弱小演劇部の女子高校生たちが全国大会を目指して奮闘する青春物語。田中選手は「自分の高校時代を思い出しながら観ました」と語っていたが、野球と演劇、違いはあれど一生懸命に情熱を注ぎ、打ち込む思いは同じなのだろう。平田オリザ著『幕が上がる』を原作に、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行がメガホンをとり、『桐島、部活やめるってよ』の喜安浩平が脚本という豪華な布陣となっている。
明日28日には、アメリカの伝説的ロックバンド・KISSとのコラボレーションシングル『夢の浮世に咲いてみな』が発売となるももクロ。続いて3月11日には映画『幕が上がる』の主題歌『青春賦』もリリースされる。さらに5月1日から24日までは都内の劇場でももクロが出演の舞台『幕が上がる』が公演となる。今年も『幕が上がる』を皮切りに、さまざまな話題を提供してくれるももクロから目が離せなくなりそうだ。
映画『幕が上がる』は、2月28日(土)新宿バルト9他全国公開。
■史上最大※のプロモーション大作戦(※当社比)
全国行脚一覧 http://maku-daisakusen.jp/sono1/
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)