数々の大ヒット映画に出演し、高い演技力と美しさを評価されてきた米ベテラン女優メリル・ストリープ(65)。しかし常に望む役をゲットできたわけではなく、過去には有名プロデューサーに「Ugly thing(ブサイク)」と呼ばれオーディションに落ちたこともあるそうだ。
このほどメリル・ストリープが番組『The Graham Norton Show』に出演し、1976年の映画『キングコング』への出演が叶わなかった過去をこう振り返った。
「『キングコング』のプロデューサーを務めたのは、故ディノ・デ・ラウレンティスよ。彼の息子が演劇中の私を見てくれて。その縁で、マンハッタン中が見渡せる素晴らしいオフィスにオーディションを受けに行ったのよ。」
「彼の息子は、新人女優だった私を連れて来られて、とても嬉しそうだったわ。」
しかしこの時、ラウレンティスは息子に対してイタリア語でこう言い放ったという。
「お前、どうしてこんなブサイクな女を連れてきた?」
イタリア語が理解できるメリルは、これにビックリ。すぐさまラウレンティスに「話は理解できていますよ。『キングコング』に出演できるほどの美人じゃなくて、すみませんね」と言い返したそうだ。
その後メリルは『クレイマー、クレイマー』など数々の名作に出演しアカデミー女優となり、60代の今もハリウッド映画界を牽引するトップ女優の座を立派に維持している。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)