E-girlsがバラエティ番組『中居正広の金曜日のスマたちへ』に出演。グループの中心メンバーとして活動する4人組ガールズ・エンターテイメントグループ・Dreamの挫折と再起や、E-girls誕生の秘密などが明らかとなった。その中で中居正広が、回答者が分からないアナライザー方式でメンバー26人にアンケートをとった。「実はAKBに入りたい」という意地悪な質問もあり、その結果に共演者は驚きを隠せなかった。
1月9日の『中居正広の金曜日のスマたちへ SP』(TBS系)で、E-girlsのうち年長メンバーからなるグループ・Dreamがまだavexのアイドルグループだった頃に迫ったドキュメンタリーが放送され、EXILEとの関係が「泣ける」と反響を呼んでいる。
Dreamは、2000年に『avex dream audition』でグランプリを獲得。3人組グループ“dream”としてデビューして以来、14年の歳月の中で、メンバーの出会いや別れを経験しながらも現在、E-girlsというプロジェクトと共に活動を続けている。メンバーのShizuka、Aya、Ami、Erieは下積み時代の過酷な環境や前事務所であるavexの解雇などの絶望的な状況を経ながらも、長年“夢”を追い続けてきた姿、そして彼女たちが現在所属する事務所、LDHの社長でもあるEXILE・HIROとの出会いや他EXILEメンバーたちとの感動の絆などが赤裸々に放送された。
スタジオでは、かつてEXILE・ATSUSHIが絶望の淵から這い上がろうとする彼女たちに向けてプレゼントした楽曲『希望の光 ~奇跡を信じて~』を熱唱。この曲は当時、デモテープを聴いてメンバー全員が自身と重ね合わせて涙を流した曲だったが、彼女たちにはまだ歌いこなせないというHIROの判断により、これまで歌ってこなかった。それらの姿が多くの感動を呼び、ツイッターのトレンドランキングは「Dream」、「E-girls」、「金スマ感動」などのツイートで盛り上がった。
番組の後半でE-girlsメンバー26人にMCの中居正広が質問した内容が興味深い。いきなり「実はAKBに入りたい」と質問したところ、YESと答えたのは「0」だった。E-girlsからも「おーっ」と反応があったが、驚いたのは共演者たちだ。タレントのベッキーは「凄いと思うこれ!」と叫び、中居も「凄いね」と感心していた。中居から「総選挙出てみたいと思わないの?」と問われて、E-girlsは逆に「凄いと思います、AKBのみなさんは!」と返している。
実は、同日放送の『ぴったんこカン★カン SP』(TBS系)にもE-girlsが出演しており、泉ピン子からバラエティの厳しさを教わった。これまで、E-girlsのメンバーが1人ずつ名前と性格(あくまで泉ピン子目線だが)をピックアップされたことは無かったはずだ。この企画でこれまでE-girlsのAmiしか知らなかった視聴者も他のメンバーにもいろいろなキャラクターがいることが分かり、関心を持ったのではないか。
HIROはE-girlsを女性版EXILEとして、「歌う人は歌、踊る人は踊りのプロ」であることにこだわった。それがAKB48をはじめとするアイドル戦国時代に対抗する方法だと考えたからだ。それゆえパフォーマンスではアイドルグループと一線を画す感のあるE-girlsだが、AKB48に比べてバラエティ露出とドラマティックなストーリー性という点で迫れなかった。ところが、この2つの番組によってバラエティとドラマティックな要素に大きな一歩を踏み出したのである。「AKBに入りたい」メンバーはおらず、「E-girlsが好き」なメンバーが100%というグループ愛の高さも将来性を感じる。
ちなみに、Dreamは2月11日にニューシングル『こんなにも』(ハウステンボス“光の王国・チューリップ祭ダブル開催”CMソングに起用)のリリースが決定。このシングルに今回の『希望の光 ~奇跡を信じて~』が収録されている。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)