海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】ハートフルなクリスマスプレゼント。庶民的レストランの中年ウェイトレスが感涙。(米)

このほど米アーカンソー州の親切な老夫婦が、200kmも離れた土地に暮らす中年女性に驚くようなクリスマスプレゼントを届け、大きな感動を与えた。一生懸命働く姿を人はしっかりと見て評価している。そんな話題でもあるようだ。

美味しい料理をたくさんこしらえ、温かいおもてなしが大好きという米南部の人々。クリスマスらしい、そして久しぶりにアメリカ人らしいハートウォーミングな話題が届いた。この画像は米アーカンソー州のメディア、『arkansasmatters.com』が伝えているその記事のスクリーンショット。同州クイットマンに暮らすゲイリー&ロザン・タケットさん夫妻は、このほど家族を伴って北西に200kmも離れたミズーリ州ブランソンにある『Cracker Barrel』というレストランの駐車場にやって来た。写真の車こそ、そのレストランで働くウェイトレスのシンディ・グレイディさんに夫妻が贈りたかった品である。

今年の夏、タケットさん夫妻は度々そのレストランで食事をしており、そんな中でシンディさんの身の上を徐々に知るようになっていった。障がいを持った息子を養っている上に、車はもうボロボロ。一生懸命に働く彼女に何かしてあげられることはないかと夫妻はずっと考えていたのであった。そしてこのほど、店内を忙しく歩き回っていたシンディさんは上司に「特別なお客さんが外で待っている」と声を掛けられた。何事かと店の外に出ると懐かしいタケットさん夫妻の顔があり、彼らは赤いリボンにくるまれたシルバーのセダン、2008年製のフォード“フュージョン”までシンディさんを導いた。

「まさか何かの間違いよね、嘘でしょう?」と、あまりにも素敵なギフトに目をパチクリさせて感動するシンディさん。アメリカ人が大切にする「誰かに親切にされたら別の人にも親切を。そうすることで世の中は善行であふれていく」という“Pay it forward”の精神を思わずにはいられない。8月にお伝えしたが、アイオワ州のリリアン・ウェーバーさん(99)は、アフリカの貧しい少女たちに寄付するため1日に1着のワンピースを縫い続け、その数はまもなく1000着に達しようとしている。またスターバックスでは、見知らぬ人にコーヒーをごちそうする善意の輪がいつの間にか広がって話題になっていた。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)