このハンバーガーがクリスマス限定特別メニューと聞き、「これは美味しそうだ。ガブリといきたい」と乗り気になったアナタ。健康には十分に気を付けて頂きたい。カロリーはなんと1,700kcalもあるのだ。英マンチェスターのレストランに、驚くようなハンバーガーが登場して注目を集めている。

家庭での料理にいくら健康的なメニューを取り入れてみても、外食産業の問題意識は「まだまだ希薄」という現代。このほどイギリスのあるレストランがクリスマス限定メニューとしてとんでもないハンバーガーを誕生させ、シェフはコッテリ派の人々からの評判は上々だとするも、ヘルシー志向の人々は思い切り眉をひそめているようだ。

問題のハンバーガーは、マンチェスターにあるファミリーにも人気の「SoLIta Northern Quarter」というレストランで食べられる。公式サイトで紹介された“Christmas Burger”の説明によれば、はさまっているものはあいびき肉（鹿肉とアンガス・ビーフ）のパティ170g、5種類の鳥肉（ターキー、グース、チキン、キジ、ダック）のロースト、パン粉を付けたソーセージフライ、炒めたスプラウト。そこにポートワインとクランベリーで作られたソース、そしてKFC風のグレービーソースがかけられている。またバーガーのトップに載せられているのは、ソーセージ入りロールパン“Pig in Blanket”のなんと砂糖煮だ。

お値段は日本円にして約2,750円。そしてカロリーは1,700kcalだそうだ。このメニューを考えたのは、シェフ長のFranco Sotgiu氏。「昨年のものも好評だったので、それを進化させました。とにかく私たちは“美味しい”ことにこだわっています。様々なことを試してきましたが、やっぱり人々の舌はコッテリとした脂っこいものを求めるようですね」と話している。

人生、体型も味覚も、そして運動に対する意識も幼少期の（食）生活に大きく左右されることが分かっている中、英国はヨーロッパ最大の肥満国家で特に小児の肥満傾向が止まらないと話題だ。アパレル販売店の子供向けコーナーではポッチャリ体型のマネキン人形と商品の需要が増え、問題の深刻さは米国以上ではないかと言われている。

※　画像はmanchestereveningnews.co.ukのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）