このほどロシアで、生放送のゲーム番組においてあってはならぬ事件が起きた。男の出演者が隣の女性出演者にあることが原因で激怒し、その体を張り倒して顔面を殴ったのだ。
とんだアクシデントがロシアの生放送番組で起きた。その番組は、“ずっと触り続けてこの車をゲットしよう!”という英国発の視聴者参加ゲーム番組『タッチ・ザ・トラック』のロシア版ともいうべきもので、セット中央に置かれた赤い車の周りには出演者たちがピッタリと張りつき、自らの持久力、忍耐力を誇示した。そんな中でひときわ目立った動きをするTバックのビキニ嬢。彼女は自分の隣の男の出演者が気になって仕方がない様子で、ハイヒールを脱ぐとそれを彼の目の前にスイングさせながらセックスアピールをしてみせる。しかしその男はある時点で突然怒りを爆発させた。
男はビキニ嬢の頭と首を掴むと、その体を思い切り床に叩きつけ顔をパンチ。周囲が止める隙もない一瞬の出来事であった。明らかに彼女の鼻は腫れて血が出ており、鼻骨骨折の可能性がある。職場、夫婦・恋人間、さまざまな状況でいわゆるドメスティックバイオレンスが多発し、飲酒量の多さとの関連性が強く指摘されているロシア。そしてこのたびの生々しい暴力事件である。YouTubeにはこの事件についての動画が投稿され(閲覧に年齢制限あり)、どのSNSもこの話題で喧々囂々となっているが、残念ながら男女間の意識の溝はなかなか埋まらないことを感じさせる展開になっている。
ロシアをはじめ、多くの国の女性が「ビキニ嬢のセックスアピールが行き過ぎていたとしても、それはショーを盛り上げる単なる演出。それを彼女に求めたのも男だろう」、「イヤならまずは言葉で“やめろよ”と諭すべき。これはキレすぎ」と批判している一方で、男性からは「こんな安っぽい女には痛みで覚えさせるしかない」といった極端な意見も。いずれにせよ暴力行為は決して容認されるものではない。
※ 画像はdailyrecord.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)