2014年の新語・流行語大賞に選ばれたのは、お笑いコンビ・日本エレキテル連合のギャグ「ダメよ~ダメダメ」と、安倍政権が行使容認を閣議決定した「集団的自衛権」の2つだった。これについてネットでアンケート調査したところ、納得度に大きな違いがあることが分かった。また、別のワードが選ばれるべきだったという意見も出ている。
2014年の流行語大賞で候補に挙がった50語から「ダメよ~ダメダメ」と「集団的自衛権」が大賞に選ばれた件について、世間はどう捉えたのか。Yahoo!ニュースの意識調査が納得したか否かをアンケート調査したところ、両者に大きな開きが出た。
■2014年の流行語大賞に納得?
・両方とも納得:8.6%(4,275票)
・「ダメよ~ダメダメ」は納得:53.8%(26,581票)
・「集団的自衛権」は納得:7.4%(3,660票)
・両方とも納得できない:30.2%(14,930票)
(Yahoo!ニュース 意識調査調べ 対象は49,446人。実施期間:2014年12月2日~2014年12月12日)
回答者からのコメントでは、“集団的自衛権”について「流行ってたの?感がハンパない」との感想や「流行語ではない」、「流行語に推す意味がわからない」などの意見が目立つ。「そんな軽いものではなく今後もしっかりと考える対象なのだから」、「大切なことだけど、明らかに流行語ではない」といった理由からだ。
“ダメよ~ダメダメ”については「文句なしだな。おめでとうございます!」と納得するコメントもあるが、「ダメよ~ダメダメは、森進一『年上の女』のパクリでしょ」という指摘が複数見られた。また、「エレキテルも良いけど『ふなっしー』のほうが、日本を明るくさせた気がします」という声もあった。
「今年はどれもインパクトがない」、「今年は該当作なしでよかった」との声が少なくない中で、他のワードを推したものでは「うわああっっ、この世の中を変えたい。うわあああ~やっと議員になったんです」も挙がった。
ちなみに、2013年の流行語大賞は“今でしょ!”、“じぇじぇじぇ”、“倍返し”、“お・も・て・な・し”の4語が選ばれていた。しかし、今となってはあまり耳にしなくなったようだ。1年でこれほど意識されなくなるのも流行語の宿命だろう。そう考えると、やはり“集団的自衛権”は意識し続けるべきであり、流行語で終わっては困るのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)