ロックバンド・THE BAWDIESのROYが、ラジオ番組で子ども時代に俳優のえなりかずきと遊んでいた意外な過去を明かした。しかも、その関係からドラマ『3年B組金八先生』のオーディションを受けたという。
THE BAWDIES(ザ・ボゥディーズ)でボーカルとベースを担当するROYが12月11日、福岡のラジオ番組『SUPER RADIO MONSTER ラジ★ゴン』(FM FUKUOKA)に出演して、12月3日にリリースしたニューアルバム『Boys!』について熱く語った。
トークの中でROYは、実家があのえなりかずきの家の近くにあり、よく遊んでいたという意外な事実を明かした。ある日家に帰ると、えなりの母が来ていてROYの母と話していたそうだ。
ROYの姿を見た母はいきなり、「“金八先生”のオーディションをやってるから受けてきなさい」と言うではないか。えなりの母からの情報だろう。彼は俳優など全く興味がなかったが、「なんかの役に立つから」と言われてオーディション会場に向かう。
ところが会場に入るとプロの子役経験者ばかりが並んでおり、それなりの服装でキメている。ROYはいつもの短パンとTシャツ姿だ。5人ずつイスに座って面接を受けるシステムで、ROYは5人のうち最後だった。前の4人の受け答えを聞くと「○○所属の××です。CM経験あります」、「△△所属です。いしだ壱成の弟役をやったことがあります」などと言っている。
ROYは順番を待っているうちに、「頭が真っ白になり、鳥肌が立ってきた」と当時を振り返る。何と言って良いか分からないまま、自分の番が来たので、とにかく大きな声で「無所属、渡辺亮です!!」とだけ自己紹介したそうだ。
結果は落ちたのだが、ROYは「それ以来、頭が真っ白になったことはないし、恥ずかしいと思ったことがない。あれに比べたらどんなことも大したことはないと思うようになった」と語る。もし、そのオーディションに合格していれば、今のTHE BAWDIESは無かったかもしれない。
ニューアルバム『Boys!』には最新ナンバーが並ぶが、1曲だけ昨年の11月に出したシングル曲の『THE SEVEN SEAS』が収録されている。ROYはTHE BAWDIESがロックンロールバンドとして行き着いたのがこの『THE SEVEN SEAS』であり、「エピソード0(ゼロ)的な曲」だという。
THE BAWDIESがバンドとしてさらに幅を広げるのか、ロックンロールバンドとして続けるのか。『THE SEVEN SEAS』を機にメンバーで考え抜いてロックンロールバンドにこだわることを決めた。それが形となったのがアルバム『Boys!』なのだ。ROYが「THE BAWDIESをこれから聴き始める人は、どこから聴こうかと迷えば『Boys!』を聴けばいい」と言い切るほどの1枚である。
アルバム『Boys!』の収録曲『KICKS!』のミュージックビデオが11月27日に公開されたが、その解説に「THE BAWDIESという現代に生きる熱いロックンロール・バンドは、死んでもロックンロールし続ける!という生き様を映像化した作品となった」とある。表現は熱いが、軽快なロックンロールにぴったりな楽しい映像だ。
※画像は『THE BAWDIES thebawdies Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)