海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】ボンバルディア機、緊急着陸でプロペラ破損。破片が当たり乗客大ケガ。(カナダ)

カナダ・アルバータ州の空港で6日夜、エア・カナダの子会社であるエア・カナダ・エクスプレスの双発プロペラ機が滑走路に翼とプロペラをすり、破損部分が窓から飛び込んで乗客の頭に大怪我を負わせるという重大な事故が発生した。生々しい映像や画像とともに伝えられる中、負傷者がメディアのインタビューに応じたもようだ。

アメリカやカナダで、人々の長距離通勤の足として活躍するコミュータープレーン。カナダ・アルバータ州のエドモントン国際空港で6日夜、エア・カナダ(Air Canada)が擁するエア・カナダ・エクスプレス(Air Canada Express)のコミュータープレーンが緊急着陸を決めたが、着陸とともにバランスを崩して翼やプロペラを地面にすり、破損したプロペラの破片が窓から客室に飛び込み、乗客が頭に大怪我を負った。

米メディア『nypost.com』が伝えているところによれば、事故を起こしたのは乗員乗客75人を乗せてカルガリーを発ち、グランドプレーリーに向かった8481便のボンバルディアQ400型機。頭にプロペラの破片が当たりアルバータ大学付属病院に救急搬送されたのは、グランドプレーリーのラジオ局に勤務するクリスティーナ・キュリロさんほか3名。治療によりやっと回復したキュリロさんは、カナダの『Global News』との電話インタビューに応じ、「私は本当にラッキーです。あの状況では死んでもおかしくなかったのですから」と語っている。患部はコブだらけで、紫色の大きなあざと深い傷跡が確認できるという。

緊急着陸を決めた理由は離陸時にタイヤがバーストしたため。また着陸時にバランスを崩したのは右側の翼から降りる着陸装置(ランディングギア)が下りなかったためであった。カナダ運輸安全委員会(Transportation Safety Board of Canada)が現在その原因についての詳しい調査にあたっている。

※ 画像はnypost.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)