中国・江西省の高速道路でポルシェが大型トレーラーに追突し、その下に滑り込んだまま10kmもの距離を走り続けるという珍しい事故が起きた。そのポルシェには大量のコカインが積まれていたことも判明し、波紋を広げている。
最近は日本でも薬物使用者による危険運転や事故が起きるようになっており、ハンドルを握り、車を走らせるという行為の責任の重さを「もっと自覚せよ」との訴えが改めて続けられている。お隣の中国ではなんと、コカインの売人にして依存症だという男がポルシェを運転。高速道路をぶざまな恰好で10kmも走り続けたことが話題となっている。
この画像は英メディア『mirror.co.uk』が伝えているその記事のスクリーンショット。ポルシェが前方を走る大型トレーラーに突っ込んでその下部に滑り込み、気づかれないまましばらく走行を続けた様子である。この後、トレーラーが道路の端に停止したところで警察官が駆け付け、ポルシェの運転手が逮捕された。
トレーラーを運転していたXiong Fengさん(45)は、「確かに最後部で何か大きな音がした記憶はありました。その後、隣の車線にいる車が激しくクラクションを鳴らしては、私に向かって“後ろを見ろ”などと指で示して通過していくんです。でも私はもっとスピードを出せと怒られているのだとばかり思っていました。まさかそのような事態になっていたとは」などと話している。
ポルシェを運転していたのは江西省在住のZhen Yinという32歳の男。車は約1,800万円で購入したばかりだという“カイエン”。ほとんど意識がない中、その車のトランクからは大量のコカインが発見され、本人も運転前に吸引していたことが判明した。警察はこの男を長年追いかけていた薬物密売組織の売人であると説明しており、裁判では死刑を言い渡される可能性が高いという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)