歌手の鈴木亜美は、湘南の海が一望できるセカンドハウスを所有している。猫2匹とお気に入りの家具や食器に囲まれて、新鮮な魚介を買ってきてはお酒を飲みながらの夕食作り。のんびり気ままな一人暮らしが楽しくて、30歳を過ぎたが彼女に結婚願望は無いようだ。
大きな窓に焦げ茶のカーテンが引かれている居間の家具は少なめで、すっきりと片付けられている。台所の調理台周りには、作業の邪魔になる物は一切出ていない。自炊が基本だという鈴木亜美は、手際よくイカを捌いていく。まず1品目はイカの肝を叩いて、塩辛作り。時には新鮮な魚介を求めて、漁港まで足を運ぶこともあるという。2品目は火鍋風のアレンジ一人鍋。夕食作りはいつもお酒を飲みながら。夜に炭水化物はとらず、お酒と合うメニューを好んで作るのだ。
11月1日深夜放送の『坂上目線』(テレビ東京)でこのような鈴木亜美の休日の様子がVTRで流されると、MCの坂上忍の彼女に対する好感度が上がったようだ。整理整頓された室内、身の回りの物1つ1つにこだわりがあること、そしてアルコール片手に料理を作るほどの酒好きなことも坂上と鈴木には共通点が多い。ただ1つ受け入れ難かったのは、彼女の度が過ぎる激辛好きだ。VTRで紹介された鍋もスープの調味料は激辛系ばかりで、最後の仕上げには七味唐辛子を大量投入。試しにスタジオで蕎麦を出したところ、鈴木は卓上用の七味唐辛子小瓶1本を全部かけて食べていた。坂上も辛いものは好きだが、さすがに彼女の食べ方を美味しいとは思わなかったようだ。
鈴木はアイドル時代に“恋愛禁止”とは言われていなかったものの、同性の友達を作ることさえ厳しく管理されていたと話す。携帯電話も事務所がチェックしていたので、当時は家族と会社関係者、合計7人くらいしか番号が登録されていなかったという。
鈴木が自由な一人暮らしを今しばらく続けたいと望んでいるのは、アイドル時代の束縛された生活の反動なのだろうか。一人暮らしで猫を飼い、お酒が大好きな上に、「部分的なことにこだわれば、こだわるほど行き遅れますよ」と坂上はアドバイスする。だが猫と犬が違うだけで、彼も鈴木と同じような生活を送り、その居心地の良さに喜びを感じているのだ。今回のゲストは自分と感覚が似ているということもあったのか、番組中の坂上は終始ご機嫌な様子で、鈴木との会話も弾んでいたのが印象的であった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)