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writer : maki

【エンタがビタミン♪】金田朋子が衝撃の告白。「自分の声が影響して聞き間違いが増えた」

声優の金田朋子がバラエティ番組『ライオンのごきげんよう』に先輩の山寺宏一と出演。「山寺さんは“声優界の王様”と呼ばれている」など業界の裏話を披露した。そんな中で彼女は、自分の甲高い声が原因で「聞き間違いが増えた」とカミングアウトして周囲を驚かせた。

金田朋子は11月7日の『金田朋子オフィシャルブログ「カネトモ地獄。早起きは三文の毒!!」』で11日に『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ系)に出演することを伝えると、「つい『いただきます』と言っちゃいそうになるくらい、昔から見ていた番組なのでワクワクです」と自身も楽しみにしていた。

しかも共演者がベテラン声優の山寺宏一とあって、個性溢れる2人のコラボとなった。オープニングで司会の小堺一機からこれまでに声を担当した映画俳優やアニメのキャラクターが紹介されると、山寺宏一がブラッド・ピット、ウィル・スミス、ジム・キャリー、エディ・マーフィなどハリウッドスターから『宇宙戦艦ヤマト』の古代進や『ルパン三世』の銭形警部、『それいけ!アンパンマン』の数々のキャラクターなどの声を披露した。

対して金田朋子は、『おしりかじり虫』をはじめ『たまごっち』、『ハクション大魔王』、『ボンバーマン』、『ケロロ軍曹』のキャラクターからサービスで“芦田愛菜の真似をするやしろ優”の「芦田愛菜だよっ」のモノマネも公開した。

やはり、自由自在に声色を使い分けてそれぞれのキャラクターに特徴を出す山寺宏一のパフォーマンスは圧倒的だ。金田朋子も山寺を前にして、「自分はどれをやっても同じような感じになるので、本当はキャラクターを並べてやりたくない」と明かしている。

金田朋子は地声がアニメキャラのように甲高いので、長年つきあっていると最近は自分の声が「耳にコーンときて、だんだん聞き間違いが増えた」と明かす。自分の声が耳に影響するなど思いも寄らないので小堺や山寺も驚いていた。

外出先でのことだろうか、彼女がトイレに入っている時にどこかの子どもがやってきてドアをドンドンと叩いた。「もっちゃん! もっちゃん!」と呼ぶので、彼女も慌てて「もっちゃんじゃありません」と答えた。「じゃあ、誰なの?」と子どもが聞くので、自分の名前を言うわけにもいかず「もっちゃんじゃない、違う者です」と言うと、子どもはどこかへ去って行った。後でよくよく考えた金田は、その子どもは「もっちゃう」と言っていたことに気づいて申し訳なく思ったそうだ。またある時は、取材中に「メモらせていただきます」と言っているのを、なぜか金田は「屁、もらさせていただきます」と聞き間違えて、すごく丁寧に言う人だなと不思議に感じたという。

彼女の声は、仕事でもデメリットがあるようだ。山寺からガヤの話題が出ると、金田は「うわーっ!」と感激した。ガヤとは作品中の取り巻きの人々の声を、声優たちがみんなでアフレコすることだ。「なんで? まだ、話してないよ」と山寺がポカンとしていると、彼女は声に特徴がありすぎてガヤをやったことがないと説明した。声優養成学校のドアを叩いた時には「凄いわね! あなた、それ地声?」と感心された彼女の声も万能ではなかった。金田にとってガヤは憧れの仕事である。

山寺宏一から、その甲高い声ながら41歳という意外な事実を指摘され、「日本の声優界は大丈夫か?」と言われた金田朋子は「平和な証拠! こんな声でもやっていけるんだから」と返した。25歳で声優界に入るまでは、特徴のある声のために就職もままならなかった。そんな彼女の苦労が伝わる言葉だ。

※画像は『金田朋子オフィシャルブログ』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)