ハワイでも人気のマウイ島では今、海でのレジャーについてはくれぐれもサメに襲われないよう十分な警戒を、との呼びかけが続いている。イタチザメと思われるサメがパドルボードを襲う事件が発生したのだ。
ハワイを訪れる観光客の間で、女性や子どもでもほんの少しの指導ですぐにトライできるとして人気の高いマリンスポーツがパドルボード。水に浮かべたボードの上に立ち、パドルを使って漕ぎ進むもので、バランスを取るうちに全身の筋肉が鍛えられると評判だ。だがくれぐれもサメには気を付けていただきたい。今また、イタチザメと思われる大きなサメのニュースが飛び込んできた。
オアフに事務局を持つ『Hawaii Department of Land and Natural Resources』が伝えているところによれば、現地の20日、マウイ島のカフルイ・ハーバーからパドルボードで海に出ていた中でサメに襲われたのはマウイ在住の58歳の男性。ボードに激しい衝撃を感じた直後に体が水に落ち、30cmほどのサメのヒレに驚き、必死で泳いで戻ったとのこと。台風の影響で海水がかなり濁っていて水中の視界が悪かったことが幸いしたのではないかという。なお、ボードにはサメがかじったと思われる大きな破損が確認されている。
今月18日には同じくマウイ島沖で、サーファーがほぼ同じ大きさのヒレを持つイタチザメと遭遇。ボードを盾に拳によるパンチを繰り広げて撃退に成功したことが伝えられていた。また今月上旬には、南カリフォルニアでもサンタバーバラ郡ヴァンデンバーグ空軍基地を中心にウォール、サーフ、ミニットマンの3つのビーチがサメの影響で閉鎖していたことが分かっている。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)