南アフリカ・ケープタウンで最大のショッピングモール「キャナル・ウォーク(Canal Walk)」が、金属探知機を設置した。ここ1か月で強盗被害が3件も発生したことから、導入へと踏み切ったのだ。
最近、ショッピングモール内の店舗を狙った強盗が多発しているケープタウン。観光客の多いモールだけでなく、庶民的なモールまでが狙われている。事件は営業終了直前のみならず、土曜日の午前中など客が多い時間帯にも起きているのだ。被害に遭ったのは、主に携帯やジュエリーを扱う店だ。
特に巨大ショッピングモール「キャナル・ウォーク」では、1か月間で強盗被害が3件発生している。最初の被害は10月8日の午後8時過ぎ、Apple StoreにてiPhoneなどが強奪された。店内にいた1人の客が負傷し、警備員が撃たれて怪我をした。この件に関しては、2名逮捕されている。
続いて10月11日、午後7時過ぎに観光客を装いジュエリーショップに押し入った強盗は、店員に銃を突きつけダイヤモンドの指輪74点、Guessの時計数点などを奪うと走り去った。被害総額は200万ランド(約1980万円)に上るという。
さらに10月16日夜、誕生日カードなどを販売する店に強盗が侵入、女性店員2名の手をケーブルで縛ると、レジからお金を奪い逃走した。
一連の事件を受けて「キャナル・ウォーク」は警備員の人数を大幅に増やし、全ての入り口に金属探知機を設置することにした。なお金属探知機は全ての人に対して行うものではなく、入り口にいる警備員が不特定に検査するというものだ。これから夏休みに入る現地ではヨーロッパからの観光客が激増するため、さらなるモール内の警備の強化を図るとのことだ。
※ 画像はewn.co.zaのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)