元ガールフレンドのリーバ・スティンカンプさんを死亡させたとして過失致死罪で懲役5年、レストランで発砲した件では懲役3年、執行猶予5年となった“義足の金メダリスト”オスカー・ピストリウス。彼は10月21日に量刑を言い渡されると、そのままプレトリアの刑務所に収監された。
懲役5年とはいえ、刑務所で過ごすのは最短で10か月となる。これは量刑の6分の1を刑務所で過ごした後、矯正管理者のもとへ通う資格が得られれば釈放という南アフリカの刑事訴訟法があるからだ。
刑務所に到着後、オスカー・ピストリウスは名前から収容番号になり、指紋を採取。そして刑務所長や精神科医と面談、薬物検査を受けるとようやく独居房に収容された。ピストリウスは緊張しており、非常に疲れた様子だったとのこと。彼は両足義足のため、現在収容者が8名いるという障害者専用棟で過ごすことになる。健常者の収容されている棟に比べて過ごしやすく、必要に応じて医師の診察を受けることも可能という。
現地紙によると、ピストリウスは最初の夜、独居房の扉が閉められると泣き出したそうだ。泣き声は徐々に大きくなり、彼が眠りにつくまで続いていたという。
ピストリウスの刑務所での日課は、まず朝5時半に起床、7時に朝食、12時に昼食、午後4時に夕食となる。最初の週は適応力検査や、刑務所生活におけるオリエンテーションなどを行う。このオリエンテーションでは、刑務所内の説明だけでなく、ギャング、禁制品、自死願望の検査なども行われる。
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(TechinsightJapan編集部 FLYNN)