ロックバンド・LINDBERG(リンドバーグ)のボーカル・渡瀬マキが、バラエティ番組で在住している東京都目黒区自由が丘を散策。彼女の口からバンドが再始動したきっかけが明かされた。夫でギタリストの平川達也やバンドメンバーとの信頼関係が分かり、ほっこりとするエピソードだった。
LINDBERGは1990年に出した『今すぐKiss Me』をはじめ、その後も『BELIEVE IN LOVE』、『だってそうじゃない!?』などのヒット曲を飛ばす。1997年10月16日に渡瀬マキと平川達也が結婚。1999年に渡瀬が産休に入り、活動休止期間を経て2002年に解散。2009年には期間限定で再結成するが、12月31日をもって再び休止していた。
しかし結成25周年を迎える今年、2014年1月14日に4年ぶりの再始動を発表。所属事務所は「期間限定ではなく継続した形をとる」とアナウンスしているが、“継続した形”とはどういったことなのか。10月18日放送の『にじいろジーン』(関西テレビ放送)に出演した渡瀬マキが語った再始動の理由から、その意味が見えてくる。
番組のコーナー『ぐっさんを連れて行くならこんなトコ!』で、レギュラーの山口智充と自由が丘のお気に入りの店を巡る渡瀬マキ。やがて、LINDBERGの話題になった。「子育てしながら、ゆっくりLIVEをやっとった」という彼女、バンドの休止中は夫の平川達也とユニット“タツマキ”を組んで活動していた。ところが、昨年の2月頃にカラダが“ガタン”ときて、その時に「人の前で歌うってことは、全然当たり前ではないんや」と気づく。夫とじっくり「オレたちの今後の音楽人生」について語り明かし、「今、再始動しなければ、たぶんこのまますることはないのでは」という結論が出た。バンドのメンバーに電話をしてその件を伝えたところ「いいよー」の返事をもらい、再始動となったのだ。
彼女はステージに立って『今すぐKiss Me』を歌うと、「何百回も歌っているのに、まるで初めてのように、そして『これが最後かもしれへん』という気持ちになり、20代の頃とは全然違った感覚で歌っている」そうだ。今も歌えることを「全ての人に感謝するしかない」と思うようになったのである。
そんな渡瀬マキも40代半ばとなり、『LINDBERG渡瀬マキ オフィシャルブログ』では10月16日に結婚記念日を迎え「1997年に結婚したってことは、何年目に突入だ?(笑)」と彼女らしく伝えている。サプライズでお花をプレゼントしてくれた娘さんは11歳の小学生で、『渡瀬マキ(tatsumaki_info) ツイッター』によると、「バンド部のドラム。運動会の入場行進曲、セカオワRPGを机で練習中」とか。息子さんは今年、高校受験らしい。彼女を見ていると、妻として母として、そしてLINDBERGとして人生を楽しんでいるようだ。
※画像は『LINDBERG渡瀬マキ オフィシャルブログ』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)